↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で念願の店を開く転生者  作者: うさだデジ子
第一章『異世界転生』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
25/34

第25話〘新たな来店者――S級ギルド団からのオーダーメイド依頼〙

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


『ディルサイドウ』を開店してから数日。


少しずつ店を訪れる冒険者が増えていく中、新たな来店者がサイジョウの店を訪れます。


その人物が持ち込んだのは、これまでとは違う新たなオーダーメイドの相談でした。


それでは、本編をお楽しみください。

開店から数日――。


念願だった自分の店『ディルサイドウ』を開店したサイジョウは、店主として慣れない日々を過ごしていた。


開店初日は【楓鳳凰】を含め十数人の冒険者が訪れ、その後も店を訪れる冒険者は少しずつ増えていた。


そんなある日――。


一人の冒険者が『ディルサイドウ』を訪れた。


「いらっしゃいませ」


店を訪れた男性に、ベルティが声をかける。


「少し尋ねたいのだが、こちらがサイジョウという方の店で間違いないだろうか?」


「はい、そうですが……貴方は?」


「失礼した。私はヴァランだ。【翠黎翼】のリーダーをしている」


「【翠黎翼】……」


ヴァランが名乗った瞬間、ベルティとウルティは驚いた表情を浮かべた。


【翠黎翼】――。


それは、この国でもトップに位置するS級ギルド団だった。


サイジョウが初めて護衛を依頼した【楓鳳凰】でさえ、当時はB級。


その後、緊急討伐依頼で功績を上げ、現在はA級へと昇格している。


そのさらに上――S級に位置するのが、ヴァラン率いる【翠黎翼】だった。


「それで、ご用件はなんでしょう?」


「こちらでオーダーメイドを受けていると聞いてね。そのことで相談したいのだが、サイジョウはいらっしゃるかな?」


「少々お待ちください。店主をお呼びいたします」


ベルティはそう答えると、サイジョウを呼びに向かった。


しばらくして――。


「お待たせしました。私が店主のサイジョウです」


「君がサイジョウか。初めまして、私は【翠黎翼】のリーダーをしているヴァランと申します」


「ヴァランさんですね。ベルティからお話は聞いております。オーダーメイドのご相談ですね」


「ええ、その通りです」


「では、奥の部屋で詳しくお話を伺います。どうぞ」


サイジョウはヴァランを店の奥にある部屋へと案内した。


二人は席につくと、さっそくオーダーメイドについて詳しい話を始めた。


「それで、オーダーメイドのご依頼ということですが、どのような武器をご希望でしょうか?」


「実は、武器のオーダーメイドをお願いしたくてね」


「ヴァランさんが普段使われている武器は、どのようなものですか?」


「私が主に使っているのは剣です。こちらですね」


そう言って、ヴァランは自身の剣をサイジョウへ差し出した。


「参考になるのであれば、実際に見てもらった方がサイジョウさんも作りやすいでしょう」


「ありがとうございます。では、拝見しますね」


サイジョウは受け取った剣を手に取り、その形状を確認していく。


「長剣ですね。それに、一般的な長剣よりも少し長い……」


サイジョウは剣の長さや形を確認すると、大体のイメージを頭の中で組み立てていった。


そして確認を終えると、剣をヴァランへ返した。


「ありがとうございます。大体のイメージはできました。ただ、ヴァランさんの剣を製作するにあたって、一つ条件があります」


「条件とはなんでしょう?」


「ある鉱石が必要になります。その鉱石を採掘できる場所まで、護衛をお願いしたいんです。それが条件です」


サイジョウから提示された条件を聞いたヴァランは、少し考えたあと頷いた。


「分かりました。その条件、お受けします。メンバーにも伝えておきましょう」


「ありがとうございます。明日からでも大丈夫ですか?」


「問題ありません。こちらを優先しますので、明日からでも大丈夫です」


こうして話はまとまり、ヴァランとのオーダーメイドについての相談は終わった。


サイジョウは店の奥から戻ると、ヴァランを見送った。


開店してまだ数日。


そんな『ディルサイドウ』へ舞い込んだ、S級ギルド団【翠黎翼】からの初めてのオーダーメイド依頼。


そして、その武器を作るために必要となる鉱石。


サイジョウは明日、その鉱石を求めて【翠黎翼】と共に採掘へ向かうことになったのであった。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


今回は『ディルサイドウ』を訪れたS級ギルド団【翠黎翼】のリーダー、ヴァランから新たなオーダーメイドの依頼を受けることになりました。


ヴァランの新たな武器を製作するため、必要となる鉱石を求めて【翠黎翼】と共に採掘へ向かうことになったサイジョウ。


果たして、その先にはどのような出来事が待っているのでしょうか。


皆様からの応援やブックマーク、評価が執筆の大きな励みになります。


今後とも『異世界で念願の店を開く転生者』をよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。