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オズと召喚士  作者: 森ハム
第1章 〜 異世界召喚編 〜
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頂上決戦

政宗は辺りを見回すと目を閉じた。


(俺の能力(ちから)は想像を形にする力。集中するんだ。もっと、もっと、もっと…)


『貴様にはもう用は無いのだとわからぬかっ!!』

ソルは政宗へと向かって急降下をした。

『ゴフッ』

ソルは見えない何かに衝突したのだった。


『さっきドロシーとの戦いでお前が素早いってのは理解した。だから封じさせてもらったぜ!!』

政宗は至る所に見えないシールドを張り巡らせていた。

無闇に動けばまた激突しかねない。

ソルは慎重に動かなくてはならなくなった。


『まぁ、この作戦は90点といったところか………相手が俺じゃなければなっっっ!!』


ソルは黒い翼を羽ばたかせ突風を巻き起こすと政宗は教会の壁へと叩きつけられてしまった。


張り巡らせていたシールドも今の衝撃で消えてしまった。

だが、政宗は焦ってはいなかった。


『その油断が命取りだぜ』


ソルの足元のから鋭い刃が突き出しソルの顔を掠めた。

『地中を通して攻撃してきたのか…』


政宗はシールドを管の様にして地面に突き刺し伸ばして地面から攻撃をしかけたのだ。

いつかのすべり台の応用である。


『人間風情が調子に乗るなよ!!』

ソルは政宗の方へと突っ込んでいき、パンチの連打を食らわした。


教会の壁は崩れ政宗は教会の外へと飛ばされてしまう。


政宗は背後にマットの様な柔らかいシールドを貼り衝撃を抑えた。

(ホント便利な能力(ちから)だ。ま、頭使うけどな)


政宗がひと息つく前にソルは政宗の正面へと現れ首を締め付けた。

『人間にしては良くやった。だが、神の敵ではないのだよ』

ギリギリとソルは首を締める力を強めた。


だが、政宗はシールドで作った剣でソルの腕を斬り落とした。


『はぁ…はぁ…同じ手はくわねーよ』

政宗はしっかり学習していた。

『今度はこっちの番だ!』

ソルに殴り掛かる政宗。

その拳はソルの連打を超える勢いだった。


ソルは後ろに跳びはねると同時に空中へと移動した。

その時ソルの目に映っていたのは腕を六本持つ政宗の姿だった。

構造は単純だがシールドで腕を四本造りだしていた。

『どうだ!スピードで敵わないなら数で勝負だ!名付けて【阿修羅】!!』


『確かに貴様の発想は素晴らしい。だが、空中からならどうかな?』

ソルは腕を再生させてから翼から羽がナイフの様に政宗を襲った。

しかし、政宗にとってソレは意味をなさなかった。

距離が有るうえ、一直線に向かってくる攻撃などシールドでいとも容易く防げるからだ。

むしろ、政宗には好都合。

掌からシールドの欠片がソルに向けて射出した。


ソルは翼を閉じて身体を覆い隠し防いだ。

翼を広げるとそこに居たはずの政宗の姿が見当たらない。

ハッと気付いた時には政宗はソルの頭上に居た。

そしてソルの翼を斬り裂くとソルは地面へと落ちていった。



『ルナ、大丈夫ですかっ!?』

トトはジークの修理を他の者に任せ先に合流し、倒れているドロシーの元へ駆け寄った。

この時トトは人型だった。どうやらウルフ化もといフェンリル化は体力を消費するらしい。


『私はただ疲れているだけだから大丈夫。それより政宗君を』

ドロシーは自分よりも政宗の心配をしていた。

本当は無理な力を使ったせいで身体中が悲鳴を上げていたのに…。


トトは政宗をサポートする為、戦闘中の政宗の元へと走り出した。

だが、それがいけなかった。


『オズーーーッ』

『トト、無事だったのか?他のみんなは?』

『みんな無事です。今みんなでジークを修理しています』

『そうか、こっちももうすぐ終わりそうだ』

政宗は倒れているソルの方を向くとソルは笑っていた。


『ハハハハハッ、待っていたぞこの時をっ!待っていたぞトトッ!!』

ソルの身体を闇が包んだ。

その闇が政宗達の方へ飛んでいった。


すると、政宗ではなくトトの身体に闇は纏わり付いた。

『うっ、何ですかコレ!?』

纏わり付いた闇はトト中へと静かに入っていった。

『ぐっ、オズ…離れて…』

そう言うとトトは苦しみ出した。

『グオォォォォッ!!』

トトは政宗を突き飛ばした。


『トトッ!!』

トトは笑っている。


『クックックッ…トトの身体は貰ったぞ!どうするオズ?これでもトトを殺さないのか?』

先程の闇はソルの魂だったのだ。

ソルはトトの身体に憑依した。

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