四人の魔女
ピンチの政宗達の前に四人の魔女が現れた。
『こんなの相手に何手こずってるのよ!』
『あらあら、頑張ってるんですものそんな事を言ってはいけませんわ』
『…だらしない』
『あ、あの、えっと、その』
エヴァノラは相変わらず強気で、グリンダはおしとやか。カトレアは冷静で、セオドラは………コイツ大丈夫なのか?
『どうしてここに?』
『ピ、ピクニックよ!別に心配で来たんじゃないんだから』
『フフそれは無理が有りますわよ』
『…私は無理矢理連れてこられた』
『えっと、その、あの…』
『みんなありがとう。でも三人はともかくセオドラは連れてきて良かったの?』
ドロシーはそれが心配だった。
『はぁ?何言ってんの?』
『私達の中で一番頼りに成りますわ』
『…セオドラ強い』
『そんな、私…』
「セオドラってそんなに強かったのか」と感心していたが後からこう付け足された。
『ま、暗ければの話だけど』
『えぇ、暗ければ』
『…暗ければ』
やはり、暗いのが前提である。
『でも心配要りませんわ。手は打って有りますの』
『さ、アンタ達はソルの元へと行きなさい』
カトレアは頷くだけで、セオドラに至ってはオドオドするだけだった。
『でも、まだ晴明が』
『それこそ心配要らないわよ。アンタには仲間がいるしゃない!?アイツ等も一緒に来てるのよ』
ここに来る途中に四人は牙王、トト、ジャンヌと合流していたのだった。
『アイツ等、無事だったのか!』
政宗達は嬉しそうに言った。
『それと、ジーク様は後でカトレアが修理してくれますわ』
『…任せて』
カトレアはブイサインをして自信を表現した。
『直るのか!?』
『こう見えてカトレアは人工太陽の開発者よ?そんなの簡単に決まってるじゃない』
「カトレアマジパネェ」驚きのあまり口が大きく開いてしまった。
『そういう訳ですから先へと行って下さいな』
拳をギュッと握りヤル気に満ちた政宗達は教会へと走り出した。
『それじゃあ、また後でな』
政宗達を見送るとカトレアはポケットから小型の機械を取り出した。
『…押すよ』
ポチッとスイッチを押すと人工太陽の灯りが消えたのだった。
手を打ってあるとはこの事だったのだ。
『フハハハハ!この時を待っていたぞ!さぁ、皆の者!我に続け!!』
水を得た魚の様にセオドラは豹変し四聖獣へと向かっていった。




