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オズと召喚士  作者: 森ハム
第1章 〜 異世界召喚編 〜
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牙王 VS マーリン

政宗達を先へと向かわせ一人残った牙王だった。

相手は友を殺めた仇のマーリン。

マーリンは死者を操り戦いを挑んできた。

そして死者の中には友のロザンの姿も有った。


『貴様一人でこの数を相手にどれだけ持つか楽のぉ』

確かに一体一体は対した事は無かったが多勢に無勢、このままではジリ貧だ。

それでも前へ、マーリンの元へと敵を倒して進んだ。

『これはどうじゃ?』

死者を巻き添えに雷を放った。

マーリンにとって死者は只の道具でしかなかった。

そんなマーリンを牙王は許せなかった。

牙王の怒りは頂点へと達した。

『死者を弔う事もせず道具として扱う貴様だけは絶対に許さん!!』

牙王の勢いは更に増したが友のロザンが行く手を阻んだ。


『すまない…。すぐに楽にしてやるからな』

ロザンは死して尚剣技は衰える事無かった。

次の瞬間ロザンの剣は牙王を斬り刻んだ。


『やはり死者といえど友が相手では心に隙も産まれよう』

牙王を斬ったロザンの目からは涙が流れていた。


『聴こえているか…?死者の声が…、死して尚抗おうとする魂の叫びが…、貴様に聴こえているかーーーっ!!』

牙王は立ち上がりながら叫んだ。

それを嘲笑うかのようにマーリンは言った。

『何を言い出すかと思えば戯言を。死者が喋るわけ無かろう』

マーリンは炎を放ち死者共々牙王を包み込んだ。


『どうじゃ?死人共は熱いと言っておるか?ん?』

マーリンは笑っていた。

『これ以上の死者への冒涜は許さん!!』

『許さんだと?この数を相手に何が出来る?』


フッと牙王は笑いその場で力み始めた。

『何をする気じゃ?…まさか貴様!!や…やめろ』

『共に行こうじゃないか。文字通り土に還ろう!!』

全力で地面を殴りつけた。

地面は崩れ落ち牙王とマーリンは死者と共に湖の底へと消えていった。

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