束の間の休息2 〜 楽しい夜 〜
再びウインキーに戻るとセオドラが迎え入れてくれた。
『人の仔よ、黄泉の国から舞い戻ったか』
相変わらず暗い部屋ではこんな調子だ。
『みんな、コイツ面白いんだぜ』
政宗は灯りを付ける。
『あ、あの、く、暗くしてください』
灯りを消した。
『ふはははは、哀れよ!実に哀れよ!』
灯りを付けた。
『あの、わ、忘れ物…どうぞ』
そう言ってジャンヌにハルバードを手渡した。
政宗はケラケラ笑いながら灯りを付けたり消したりを繰り返した。
するとジークが政宗の手を取りその行動を止めた。
『いけません、エネルギーの無駄です』
『そっちかよ!!』
ジークも少しズレているようだ。
取り敢えずウインキーに一晩泊まり次の朝に出発する事にした。
夜になるとエヴァノラがやってきた。
『…何でアンタ達がここに居るのよ!?』
エメラルドシティに向かった政宗達を見送ったハズが姉の城に居たのだから驚くのは当然。
理由を話すとエヴァノラは呆れていた。
『…あんた達、本当にバカね』
しかし、内心喜んでいるツンデレさん。
『何勝手に決めつけてるのよ!!』
作者はエヴァノラに怒られた。
政宗が修行の成果を見せてやると言ってドロシー達を城の屋上へと呼び出した。
『見てろよ!』
政宗は屋上から飛び降りた。
すると、そこにはシールドで作った滑り台が有ったのだ。
城の下から政宗は叫んだ。
ドロシーは喜んで後に続いた。
『ホント馬鹿みたい。子供じゃないんだから』
そうエヴァノラは呆れているとジャンヌが滑ろうとしていた。
『ホ、ホント子供みたいだな…ハハハ』
恥ずかしがりながら残念そうにしていた。
『滑ったら?』
エヴァノラが言うとジャンヌは目を輝かした。
『滑ってくりゅ』
噛む程夢中のジャンヌ実にほのぼのとする光景だ。
それから政宗達は滑り台のコースを色々と変えて遊び尽くした。
『アンタ達!何時だと思ってるの!!いい加減にしなさいよ!』
エヴァノラは怒ったが、そこには姉であるセオドラの姿が有った。
『見るが良い!我の華麗な滑りを!!』
『もう勘弁して下さい』
政宗はシールドを貼りっぱなしでクタクタの御様子。
『………。』
掛ける言葉も見つからず、エヴァノラは寝床へ向かった。
こうして楽しい夜は更けていくのでした。




