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オズと召喚士  作者: 森ハム
第1章 〜 異世界召喚編 〜
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聖地 エメラルドシティ

魔女達には悪い事をした。

一人を除いて共にエメラルドシティまで行くと言ってくれた。

エメラルドシティは聖地と呼ばれ転移魔法すら打ち消す神聖な地とのこと。

どんな危険が待ち受けているか解らなかった。

それに、この戦いは政宗達だけの物ではなく、この世界に関わる事かもしれないと…。

しかし今まで十分世話になった。

そして狙いは自分達だ。

他の者達を巻き込みたくはなかったのだ。


そして、魔女達は自分達で出来る事をすると言って各国に戻ったのだ。

『パンちゃん元気にしてるかな〜?』

突如ドロシーはウキウキしながらスキップした。

それよりパンちゃん!?

ドロシーはパンドラと知り合いらしい。

いや、パンドラは神が初めて創り出した女性の人間か。なら知っているのも当然。

でも牙王の話によると神(ドロシー)を憎んでいたらしい。

何故!?なんて野暮な事は言わない。ドロシーの性格からして何となく解るからだ。

むしろ、政宗はパンドラに会った事すらないが同情しそうだった。


ジャンヌが政宗の袖を軽く引っ張り、視線をトトの方へチラチラと動かしていた。

トトを見ていると何か悩みがあるのか浮かない顔をしていた。

『少しここらで休憩しよう』

トトを気遣い休む事にした。

トトにどうかしたのか?と尋ねるが首を横にふるだけだった。

この時政宗は、トトが何を悩み傷ついているのか知りもしなかった。

トトは決意した。

絶対に政宗達の事を無事に帰してあげようと。


休憩を終えしばらく歩くと大きな穴だらけの湖に囲まれた山の上に都が有った。

その都こそがエメラルドシティだったのだ。

そして、大きな穴だらけの山はかつて宇宙(そら)に有った月だったのだ。

聖地と呼ぶには相応しい場所だったのだ。



エメラルドシティに行く為には湖を渡る必要が有った。

しかし、船など何処にも無いのであった。

『俺の出番だ』

『私の出番ね』

政宗とドロシーはハモった。


政宗は牙王をギリキンの城門を突破した時みたくシールドを足場にしようと考えていた。


ドロシーは魔法を使い湖の水を割り、道を作る事を考えていたのだった。


二人は修行の成果を見せびらかしたくて口論を始めた。

しかし、そんな事をしていると湖からブクブクと泡を立て大きな水龍が現れた。

水龍は聖地を守りしもの。その名も【リヴァイアサン】!

政宗達の行く手を阻むのであった。



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