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オズと召喚士  作者: 森ハム
第1章 〜 異世界召喚編 〜
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決意

ジークが再起動するとそこには老婆は居なかった。

しかし、ジークは満たされていた。

『主に会えた。感謝する』

敵意を微塵も感じさせなかった。

『ワタシは貴方を新たなマスターと認める』

ナイス老婆。凄いぞ老婆。

しかしドロシーの老婆を召喚した動機は酷いものだった。

『私の計算通りね』

(絶対に偶然だ)と思ったが結果オーライという事で黙っておく事にした政宗だった。


これでルナティックガーディアンは全員揃ったわけだが、三人の負傷者を抱えていた。


力を手にしても自分が何も出来ずにいた事に政宗は悩んでいた。

同じ様にドロシーも自分の力の無さが悔しかった。

それでも元の時代に帰るため今は前に進むしかなかった。

しかし、元の時代に帰るにしてもその方法が未だに解らないままだった。


取り敢えず今の手掛かりはマーリンの主の存在だった。

政宗達はジークに聞くことにした。


『なぁ、俺達を襲った理由は何なんだ?』

マスターに会わせる代わりにアナタ達を倒せといわれました。しかし、アナタ達がマスターに会わせてくれた。もう、戦う理由はアリマセン』

ジークは利用されていたらしい。

そこで気になるのが誰が何のために襲わせたという事だ。

誰が命じたのかジークに聞くと

『【ソル】と名乗っていました』

ソルといえば、この時代の伝説では男の神をそう呼ぶと言っていた。

『男の神なんて私は知らないわ』

ドロシーには心当たりが無いらしい。

ドロシー達の時代より先に誕生した神なのかもしれないと推測される。

政宗はふと疑問に思った。

『俺は最初てっきり神様って白髪のお爺さんだと思ってたよ』

するとドロシーは呆れて言った。

『最初に創られた人間はアダムよ?男なのよ?お爺さんがハァハァ言いながら作るなんて気持ち悪いじゃない?』

いや、女性でも気持ち悪い…。

まぁ、理由は深くは聞かない事にした。


ソルの部下達についてもジークに聞いた。

ソルの部下には【マーリン】【オーディン】【パンドラ】の三人だという事がわかった。

それに加えこちらには【ジャンヌ】が居る。

『どこの魔導師の聖杯の戦争だよ!!』

政宗はついそんな事を口にすると、ドロシーは真剣な顔で政宗に言った。

『気持ちはわかるけど、今そのネタを言っても理解出来るのは私だけよ』

どうでも良い事だった…。


とにかく今は仲間の療養と自分達の力の底上げが必要だと政宗は悟った。

そこで政宗は強くなろうと決意を新たにしたのだった。

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