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オズと召喚士  作者: 森ハム
第1章 〜 異世界召喚編 〜
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フェンリル

オーディンのグングニルにより身体を貫かれたトト。

生死を彷徨った末、進化を遂げた。

その姿からは神々しい輝きを放っていた。



『トト…貴方まさか!』

トトの姿はかつてオーディンを喰らったという【フェンリル】に瓜二つだった。

その事にドロシーはおどろいた。

『グルルルル……』

今のトトに意識は無く、本能だけで動いていた。

いわゆる、【暴走】。

トトはオーディンに向かって爪で引っ掻く様に腕を振るうと、ジャンヌの斬撃と同じ様にトトの爪から斬撃が放たれた。

そのスピードはジャンヌのそれよりも遥かに速かった。

オーディンはそれを交わした。


確かに交わした筈のオーディンの腕からは血が流れていた。

『貴様何をした?』

オーディンの問いも今のトトには聞こえない。

トトは爪で地面を丸く斬り突き刺すと、畳一条分くらいの地盤を持ち上げオーディン目掛けて投げた。

トトは地盤に跳び乗った。

地盤を投げ攻撃したのではなく足場に利用したのだった。

オーディンはトトに向けて雷を放ち直撃した。

『トトッ』

雷に撃たれたトトに向け政宗は叫んだ。

『ヴォォォーーーッッ』

トトは雄叫びを上げた。

オーディンはその隙を狙って再びグングニルを放った。

放たれたグングニルはトトに一直線に向かっていった。


トトはグングニルを掴んだ。

そしてグングニルをオーディンへと投げつけたのだった。


オーディンへと向かっていくグングニル。

オーディンに命中すると思われた時、一筋の光りがグングニルを撃ち落とした。

光は何処から放たれたのか、政宗達は辺りを見回した。


少し離れた所に何か人影のような物がそこには有った。

それは人の形をした機械(マシン)だった。

その機械(マシン)の手にはボロボロになったジャンヌを持っていた。

ジャンヌを放り投げると機械(マシン)はトトの方へと向かって歩きだした。

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