Gー9
謎の機械は腕から銃口を出しトトに向けて撃ってきた。
トトは跳びはね避けたが機械は跳びはねた先にいた。
先程の砲撃は誘導だったのだ。
機械はトトを殴り飛ばした。
『我の邪魔をするな【Gー9(ジーナイン)】!』
機械の名はGー9(ジーナイン)。そしてどうやらオーディンの仲間らしい。
『アナタに命令権は有りません』
オーディンの命令は受け付けないらしくトトへと向かっていった。
トトは立ち上がったが、Gー9(ジーナイン)には攻撃しようとしなかった。
それでもGー9(ジーナイン)はトトを容赦なく殴りつけた。
上空へとトトは吹っ飛んだ。
Gー9(ジーナイン)の掌が光だしギュイーンとモーターが回転するような音を立て振動し始めた。
『まさか、さっきグングニルに放ったビームを!?』
Gー9(ジーナイン)はトトに掌を向けた。
次の瞬間、掌から一筋の光が放たれた。
『やめろーーーーっ!!』
政宗の声も虚しく、トトの居た場所には何も存在しなかった。
『………トト』
政宗は膝を付き、ドロシーは泣き崩れた。
Gー9(ジーナイン)は政宗達に見向きもせずキョロキョロと何かを探すように辺りを見回していた。
『なんとか間に合いましたわね』
政宗達の背後から声が聞えた。
振り向くとそこには懐かしきグリンダが立っていた。
グリンダの横には、人に戻ったトトとジャンヌが気を失い倒れていた。
『グリンダ!?何故ここに!?』
『話は後ですわ。取り敢えず離脱しますわよ』
グリンダは政宗達に手を伸ばした。
しかし、政宗達はグリンダの手を取ろうとはしなかった。
『すまないが、まだ城内に仲間が居るんだ』
そう、まだ牙王は城に入っていったまま出てきてはいなかったのだ。
『それなら大丈夫ですわ。カトレアがなんとかしてくれますの』
そう言ってグリンダは政宗達の手を半ば強引に掴み転移魔法でその場から姿を消した。
『くっ、逃げられたか。Gー9ジーナインよ奴等をなんとか見つけ出し始末するのだ!!』
『アナタに命令権は有りません』
相変わらずオーディンの命令には従わないGー9(ジーナイン)。
しかし、どちらにしてもそのつもりだった様で何処かへと去っていった。




