ここから
なんで、こうなっちゃったんだろう?
ねぇ、シータ教えてー!シグちゃんには、理解不能です。
「シグちゃん、かーわいい。真っ赤だよ?」
先程の劇のことを思い出して、私は頬が熱くなる。うわ、今なんで思い出しちゃったんだろう?まあ、櫂氏の顔を見ちゃったからか。
「な、なんでもにゃい!」
「……可愛い!もう、なんでこんなに可愛いの?」
知らないよ、もう!恥ずかしい!
「おいで、シグちゃん。」
おいで、おいで、とされた。いや、行かないし!
プイ、と顔を横に向けるとクスリと笑う声が聞こえた。瞬間、私は引っ張られ大きな温もりに包まれる。
「ちょ、離し…て?」チュッと、リップ音をたててくれたおかげで私は顔が真っ赤になる。
「…い…今、……なにを、したの!」
「えー、キス?」美しい顔をもっと際立たせる笑みを浮かべる。
「キス…平然と言わない…んむ」
言葉の途中で遮られる、手なんて可愛いものじゃない。私のマウスと彼のマウス。まうすとぅーまうす、ひらがなにしたら可愛いかな?いや、生々しいんだよ!
「はぅ…はぅ…む…な、なんで?」
「キスくらいで、真っ赤にしちゃってたら。この先どうなっちゃうのかなぁ。…あー想像するだけで、………興奮する」
「────変態」
「あー、シグちゃん?男はみーんな変態だよ?」
どうしよう、先が不安すぎる。
「…ねぇ、私たちは恋人同士じゃないよ?どうして、…あ…うん、そのー…キッキスとかするの?」
ストン、彼が持っていた私と彼の鞄が落ちた。
「…………し、シグちゃん。僕たちは、あの場所で恋人になったよね?」
「………あの場所?」よくわからなくて、訊ねる。
「舞台上で。女の子は、ああいうプロポーズに憧れるって!…一生ついてきてくれるんだよね?」
早口でどんどん言う彼に、思わず目を回す。あれ、プロポーズだったの?憧れる?え、ちょっと待って!
「…あれ、本心なの…?」
「そうだよ、嘘偽りなんてない。僕は、シグちゃんの子どもが欲しい!絶対に可愛いがる!親バカになる!でも、やっぱりシグちゃん以上には愛せない自信あるけど…その次には愛せる自信がある!」
それは、ナニ宣言ですか?あの、私戸惑いすぎてなにから聞けばいいかさえも分からない。
「一生、そばにいたい…どうか、僕の愛を受け止めてくれませんか?」
*****
私は知らない。その後、私もそれなりに愛するようになり…しかし、スチル撮りをやめれず思わずイケメンたちと女子たちの写真をとって眺めていたら嫉妬した、櫂に食べられたり。
卒業式に籍をいれるとか。
卒業後すぐに子どもを身ごもっていることが発覚したり。
それが、櫂の計算の上だったとか…。
璃伊ちゃんが、一番嬉しそうだったとか。
子宝に恵まれ?いや、櫂のアレのせい?か、5人もの子どもを産むとか……
まあ、幸せなのでいいのですが。
でも、不思議。あれほど大切な写真をアルバムに入れてたハズなのに写真は消えてて…その写真がどんなだったのかが覚えていない。
どうして、私は…スチルってなんだっけ?
どうして、私は写真を撮ることが好きだったのかも覚えていない。四六時中一緒だったシータは今も活躍中。可愛い我が子たちのために日々写真を撮っています!
「んー、シグちゃんそっくりで可愛いね!パパはママの次に愛してるよ」
まだ、幼いこの子にいいますか?普通!でも、まんざらでもないかな!
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お付き合いありがとうございます。
なんだか、話が思いつかなくて…
本当に申し訳ないです。
ここまで、お読みいただきありがとうございました!




