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Vol.2 夢人 ーintroductionー


「おいおい……………ウソだろ?」


目の前に立ちはだかる透明な壁に手をつきながら、

リュードは呟いた。壁の表面に、

手で触れている場所から波紋が広がっていく。


どうやらここから先へは進めないらしい。

壁の向こう側に、リュードの身体と同じくらいの

大きさの正八面体の物質が、宙に浮いたまま

くるくると回転しているのが見えた。

回るたびに光を反射して、

鮮やかなルビー色に輝いている。


だが、それ以外周りには何もない。

そこはただの真っ白な、終わりのない空間だった。


「お嬢ちゃんの時は簡単に出来たのにな………」


リュードはため息をもらした。


こりゃちょっと、細工が必要だな………


彼は、もと来たところを戻り始めた。



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