↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

19/76

第18話

6日中に2度目の投稿をするはずが、24時を過ぎてしまいました汗


お許しを……

 翌朝、ナホーティア達と一緒に登校する。今日は魔法とスキルの実戦を行う日だ。それも王国最高峰の魔術師であるシャンデルが教えてくれるのだ。胸がワクワクして仕方がない。


 校門に入ると、周囲の生徒がナホーティアを見てざわめいている。


「きゃーっ、噂の聖女様よ!」


「私、握手してもらっちゃおうかしら!」


「なんて美しいんだ、まるで天使のようだ」


 ナホーティアが聖女のスキルを持っていることは、全校生徒が知っているようだ。それもそのはず。千年ぶりに現れた救国のスキルなのだ。その噂は学園どころか王国中に知れ渡っていた。


 ナホーティアは周囲の歓声に応えて、無邪気に手を振っている。


 すると、今度は何故か俺を見てどよめきが起こった。


「おい、見ろよ。リハイヘヴン家の寄子の男ってことは、あいつが整理整頓スキルの持ち主だぜ!」


「すげー、本物だ! どうりでぱっとしない感じだぜ!」


「本当に役立たずのスキルでかわいそうだよな。学園でやっていけるのか?」


 何故か整理整頓スキルもかなり有名なようだ。悪い意味で。整理整頓は歴史上初めて現れたスキルなのだから、物珍しがられるのも当然かもしれない。


「気にするな、ケイブ。ププッ」


「覚えてろよ、リミュ……」


 ナホーティアだけでなく、俺も有名になってるとは誤算だった。身の処し方を考えねば……


ーーーーーー


 学園に入って初めての授業が始まった。シャンデルは黒板に大きく「進化」という文字を書いた。


「七列卿の次期当主やその寄子の皆は既に相当の使い手のはず。というのも、スキルや魔法の素質は遺伝するものだからじゃ」


 七列卿やその寄子の家の当主は、漏れなくスキルや魔法の達人である。でないと、その地位を保つことは出来ないからだ。


「だが、スキル、魔法共にまだまだ成長段階。そこで、いかに『進化』をさせるかが大切になる。魔法はイメージコントロールの積み重ねで進化出来る。スキルの進化方法は人により千差万別。実戦で掴み取っていくしかないのだ。今日から実戦訓練を継続して行い、魔法とスキルを進化させていくこととする。高位の貴族にとって、何より大切なのは強さじゃ」


 運動場に出て実戦訓練が始まった。俺はリミュと組むことにした。剣で打ち合いつつ、隙を見て雷魔法を打ち込んでいく。


 整理整頓スキルを駆使しつつ雷魔法を使っていると、シャンデルが話しかけてきた。


「君はかなり面白いスキルを持っておるな……ふむふむ。君の場合は、スキルにもっと語りかけると良い。気持ちの分だけ、スキルが応えてくれるだろう」


 シャンデルが持つスキルの効果だろうか。俺のスキルを何となく把握したらしい。言われた通りに、進化の方法を整理整頓スキルに問いかけてみる。


「おい、どうやったらお前は進化するんだ?」


『回答。如何に私を使いこなすかによります。その経験値が貯まれば進化可能です。本来の私は森羅万象ありとあらゆる物を整理整頓出来ます。私のレベルが一つ上がるまでもう少しです。その際は、私の力の一端をお見せしましょう』


 おお、こんなにしゃべる奴だったとは。森羅万象とは大きく出たな。レベルが上がるまでもう少しだと言うし、しばらく積極的にスキルを使ってみることにする。


 シャンデルは魔法の指導方法も的確だ。雷魔法の有効な使い方も教わったので、今度試してみよう。一撃必殺の技が出来るかもしれない。


 俺はまだまだ成長出来る。そのことが何より嬉しかった。もっともっと強くなって、ナホーティアを必ず幸せにしてみせる。



ーーーーーー



 一日の授業が終わり、シャンデルが締めくくりの話をする。


「実は、来週早々に新入生による闘技大会が行われる。国王も観覧されるので、上位に入れば家名も上がる。志願する者はおるかの?」


 ナホーティアを除く七列卿が全員手を挙げた。家の名誉は、貴族が最も重んずる物の一つである。


「ケイブくん、わたしの代わりに出てもらってもいいかなぁ……戦い苦手なんだよね。トホホ」


「ああ、俺に任せておけ!」


 今時トホホと言うのも珍しいと思ったが、口にはせず引き受けた。


「あらあら、リハイヘヴン家さんはお掃除係君が出るのね? もう棄権した方がよろしいのではなくて?」


 フェリーネとケンカになるのもバカバカしいので、無視をする。そんな俺をボルガドフがじっと見つめていた。


「よし、志願者は以上じゃな。ボルガドフも出場してくれて何よりじゃ」


 ボルガドフ・リーヴェンレイルは学園にいる生徒の中で最強との呼び声が高い。大変貴重なスキルの持ち主とのことだ、ぜひ戦ってみたい。


 フェリーネは馬鹿にしたような目付きで俺を見下し、寄子達と笑いあっている。闘技大会で戦うことになったら、完膚なきまでにぶちのめしてやろう。


 大会は来週に迫っている。俺の力がどこまで通用するか、腕試しだ。

もしよろしければ!


・ブックマークへの追加

・画面下の「☆☆☆☆☆」から評価


をお願い出来ますととても励みになります♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろしければこちらもぜひクリックを↓
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。