表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
疎遠だった幼馴染と高校で再開したら俺のタイプに変貌した件  作者: エンザワ ナオキ
第2章 ゴールデンウイーク

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
25/62

第24話 華恋とGW スポワイ①

いつもお読みいただきありがとうございます!

 俺は何とか、クマのぬいぐるみを2体獲得することに成功した。


「優作くん! あ、ありがとう!」


「喜んでもらえてよかったよ」


 そして、館山さんに渡した時、彼女は華恋かれんにも負けないぐらいの笑顔を見せた。


 ――ふと隣を見ると、華恋が少しだけ不満そうに唇を尖らせている気がした。


「私もクマの刺繍があるので、3人でお揃いですね」


「おぉー、お揃い! 優作くん、もう1体」


 館山さんは、天音あまねさんの分も取って欲しいと、俺にねだるが……。


「ゆ、優作が破産しちゃうよ……」


「そっかぁ、それなら仕方がないね」


 俺は、UFOキャッチャーをやってはいけないタイプだ。

 次取れるかもしれない……という思考が、延々と頭の中を駆け回る。


 それは、華恋も館山さんも同じだろうが……。


「みんなお待たせー」


「2階の『スポワイ』……楽しそうでした」


 西川と大和が、視察から帰ってきた。

 既に2人は、明日にでも『スポワイ』をやりたそうに俺たちに話す。


「それなら、今日これから行く?」


 館山さんも2人の話を聞いて、興味を持ったようだ。


「私は出来ないかな……スカートだし」


 そもそもスポーツするという予定はなかったため、華恋はヒラヒラとしたスカートで来ていた。


「パンチングマシーンに行ったときに、レンタルジャージなどもあるって書いてありましたね」


 天音さんも、『スポワイ』について、興味があったようだ。


「私も、この洋服汚したくないので、白原さんが良ければ、レンタルしませんか?」


「まぁ、サリィちゃんがそう言うなら……」


 意外と館山さんも天音さんも乗り気だったことに驚いたのか、華恋も了承した。


「よっし! じゃあ、早速6人で予約してくるね! 行くぞ大和!」


「えっ、また上行くんですか……? 携帯からも予約出来ますよ!」


「直接行った方が速い!」


 またしても、西川は大和の腕を掴み、『スポワイ』の受付へ向かっていった。


 ◇


 1時間後……。


 今日はたまたま空いていたのか、予約は直ぐに取ることが出来た。

 受付を済ませ、6人は『スポワイ』の施設内に歩みを進めた。


「こ、ここも広いねー!」


 施設内には、『バッティングセンター』や『テニス』、『バスケ』や『卓球』など、多くのスポーツを楽しむことが出来る。

 それだけではなく、『食事処』や『カラオケ』、『漫画喫茶』や『縁日会場』など、多種多様のアミューズメント施設が設置されている。


「何からするか、迷っちゃうね」


 再び、館山さんが先陣を切る。


「まずは、左側から攻めていきましょうか」

 

 俺たちが今いるところは、『スポワイ』会場の入り口。

 大和は、左側の『バッティングセンター』から、遊ぼうと提案をした。

 ちなみに正面には、いろいろなスポーツが出来るコーナーがあり、右側には『テニス』や『サッカー』などが楽しめそうな施設があった。


「いいねぇ!」


「じゃあ、早速行こうか!」


 館山さんと西川も、大和の案に乗った。


「それなら、私とサリィちゃんは、ジャージに着替えてきますね」


「白原さん、こっちみたいです」


「優作、私たちのカバン見ていてほしいから、あなたも着いて来て?」


「わ、わかったよ」


 館山さんと西川、そして大和は、先に『バッティングセンター』へ向かった。

 そして、華恋と天音さんは着替えへ向かい、俺は荷物持ち……。


 俺は、着替え室前のベンチで、2人の着替えを待つこととした。


 ――荷物持ちは、好都合か。



 正直、足のケガもあるから、あまり激しい運動はしたくない。

 お医者さんからは、完治はしたと言われているが、またケガするのが怖い。

 私生活や簡単なスポーツなどには、影響はないと言われている。


 目の前には、『バレーボール』を楽しむ、中高生の姿があった。


 ――あの怪我が無かったら、今頃……俺は、何をしているのかな。


 もしバレーをしていたら、俺はどこまで行けたのだろう。


 ふと、そんなことを思っていると……。


「優作、お待たせー! 変じゃないかな?」


 華恋は、胸元に『スポワイ』と刺繍ししゅうされている青色のジャージを身に纏っており、ショートヘアのサイドをヘアピンで留めていた。


「お、おう……ジャージ姿は学校以外では、久々に見たな」


「そっか、昔は良くジャージで遊んでいたもんね」


 2人が思い出に浸っていると……。


「私も着替え終わりました、向こう行きますよ」


 着替え室から、天音さんも姿を現した。

 彼女は赤のジャージで、同じく胸元に刺繍が施されていた。


 しかし、胸元の刺繍は、天音さんの方が強調されている。


 ――目のやりどころに困るな……。


「じゃあ、バッティングセンター行こうか」


 危ない、危ない……。

 こんな下心丸出しの顔になっていたら、間違いなく華恋に勘付かれる。


「優作、ここにはゲームセンターもあるんだね」


「え、そうみたいだね」


 俺は無意識に、目の前に立つ華恋の胸元の刺繍に目が行ってしまった。


「な、なに? 何か変?」


「い、いや? 別に無いよ!」


 俺が動揺しているのを、華恋は見逃さなかった。


「あ、西川くん達いるよー」


 遠くに西川と大和が、『バッティングセンター』のネット越しに館山さんを応援しているのが見えた。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


もし「続きが気になる!」「面白い!」と思っていただけたら、下の【☆☆☆☆☆】から評価やブックマーク、感想などをいただけると、執筆の励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ