表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
永遠の誓いー8150万回目の輪廻転生ー  作者: デァラ
第3章 狂ったお茶会にようこそ
38/44

最悪な出会い

音色の叫び声が部屋に響く中

一方では 悠人とアリスが遠く近くならずに戦っている


「…!!危な!!!」

的確に急所を狙ってくる鞭をギリギリで避け自分も刀でアリスの動きを封じようと突き刺すように動かすがまるで当たらない

ひらりひらりと蝶が舞うように

〝攻撃の筋〟が読めているかのように避け決定打を与えさせてくれない


「………(この攻撃…見たことある…?)音色様が…やられた中貴方だけでも致命傷を…殺さないといけませんね?」

スッと後ろに飛び退くように避け赤い瞳を淡く光らせ

【絶対王政 私に従え!!自分の首を刎ねろ】

高らかに宣言するように青い悠人の瞳と目を合わせ命令するように言う

すると……悠人の身体が操られたようにフラっと自分の刀で首を切ろうと動くが……


「…ッ!!【能力無効化発動】!!」

首を切るギリギリでアリスの特殊能力を更に特殊能力で打ち消すように青い瞳を光らせ命令された能力を自分から消し去る


「……!?……能力無効化…噂には聞いていましたが持っている人が実在するとは……ッチ!!お前 あの国から抜け出した龍人の王様かよ!!見たことあるなって思っていたけど」

忌々しそうに悠人を睨みつけるように見て

丁寧な言葉遣いがガラリと変わり次の攻撃をするために鞭を構え直す


「……なんで………お前が……その能力を使えるんだ!?その能力は…!服従能力は!!


〝俺の妹しか使えない能力〟なんだぞ!?」

今二人が使った能力はかつて滅んだ国の〝女神〟と〝神〟しか使えない特殊能力である


能力無効化 ありとあらゆる能力を受ける前に消し去り かかったとしても自分の身に危険が迫ると能力が勝手に発動し自分の身を守る

絶対王政 相手の瞳を見ると自分に服従させなんでも言うことを聞かせる 意志が強いものなどは自力でどうにか解くことはできる

はっきり言ってチートと言ってもいい程のレベルだった


「あら??貴方は私を知るの??私はね?残念ながら記憶が…ないのよ!!どこにも宛が無くてそんな私を音色が拾ってくれた!!だから貴方の事は私は知らないわよ!!

それよりさ?貴方強いのでしょ?もっともっともっーと…楽しませてよ?悠人さん?」

性格がクルリと変わる むしろこちらの性格の方が素なのか 猫目を細く口元をニタァと歪ませ悠人を見て

【炎よ 舞え 煉獄炎の舞】

鞭をリズムよくパシンパシンと鳴らし踊るようにその場で舞うと部屋中に赤い炎の海が広がっていく

炎の海はどんどん広がり音色やアリアとりんにも向かっていく


「…!!悠人!!ボサっとするな!一旦逃げるわよ!!」

炎から逃げるように燐に肩を借りて急いで悠人の側にやってくる

燐も先ほどの戦闘からか血を流しすぎと急な能力の開放から疲れがでているのか顔が青ざめたままアリアを担ぎ口をパクパク開き

〝早く逃げましょう〟と悠人の手をとり引っ張り始める


「…!アリアと燐!!無事…とは行かないが大丈夫か!?っとそ それより!アリスさん!!さっきの質問の答え本当なのか!?」

燐に引っ張られながらもアリスの方を向き必死に問いただす

髪色も瞳も違う 何より雰囲気も違う だけど妹しか使えない能力を使っている

もしかして いや だけど


必死に問いただしながら自分を見る悠人を嘲笑うように

「さっき言ったでしょ?私は記憶がない 聞こえなかったのかしら??

だけど そうね 不思議な不思議な夢をみるの


〝赤と青のオッドアイの黒髪の男性が必死に〝レナ〟って呼ぶ…そんな夢を〟


私はアリスなのに そう 私は〝不死身の魔女 アリス〟!!楽しければなんでもいい!!もっと遊んでよ!私と!!」

ふと考えた風な顔で夢の話をしたがすぐに無邪気な子供のような笑みを見せキャハハ♪という感じに笑い出す


そんなアリスを見て悠人の動きが止まり驚愕した顔になっている

「…な んで…………レナ………俺の死んだ…と言われているが…死体が見つからないから…探していて……なんでなんでなんでなんでなんでなんで


〝姿や性格〟まで変わっているんだ!!!!


記憶がない!?知るかよ!!おい答えろよ!!!」

感情を露わにし怒鳴るように燐の手を振り貼ろうとジタバタしながらアリスに向かおうとする


「…!悠人!!落ち着け!!お前も記憶の何個かは失っている!それに関わっているかもしれない!!いまはひかないと!あいにくこの炎を消せる水能力者もいない!何よりそんな精神でお前も向かえばただ死ぬだけ!!無駄死にだ!!真実が知りたいなら…今は私達と逃げるぞ!!」

悠人の肩を掴み無理やり此方を向かせアリアは悠人と向き合い瞳をジッと見ながら諭すように言う

如月レナ 悠人から昔聞いていた 守れなかった最愛の妹 死んだと思っていると聞いていたがずっと探していたのも知っている

だから 今はこの戦いに命をかける事ではない

〝真実を知るにはあまりにも情報不足〟

何より今の悠人は頭に血が上がっている

冷静にさせなければ


アリアと向き合い途切れ途切れに高ぶったように呼吸をする悠人に燐も手を繋ぎなおし

「……悠人さん……〝アリアと私を守ってくれる〟…アリアに約束したらなら…守ってください……探し人の妹さんの…情報を整理しましょう…?」

か細い声でいい小さくニコと笑い限界のように手を繋いだまま悠人にもたれかかるように倒れてしまう


「…!あの時の言葉…聞いていたのか……そうだな……俺には…やるべき事が沢山ある…」

倒れてしまった燐を片手で支えもう片方の手でアリアも支え二人をぎゅっと抱きしめ

「アリア 燐 帰ろう…今は逃げるぞ!!」

そのまま二人を抱き上げ炎を避けながら扉へと向かっていく

ついこの間約束した

ー…だから燐とアリア二人とも守らせてくれ…今度こそ守ってみせる…ー

その言葉を守るんだ だから 今は…扉から出る前チラリとアリスを見る


アリスは炎の中体を溶けながらも再生するかのようにカラダは戻っていきトラウマに沈む音色の首根っこを掴みズルズルと引きずりながら悠人の視線に気づきニコと笑い

「また ア ソ ビ マ ショ ウ??笑笑」

口パクでそこまでいい更に口パクで言うがその言葉は悠人にしか見えなかった

お互い燃える城から姿を消していく 慌てた城の騎士達はもうすぐ来るだろう

そして必ずまためぐり逢い敵としてこの先戦っていくだろう

最後にいったアリスの言葉は…


ーまた会いましょう?ねぇ?〝ニイサン〟ー


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ