ep.047 am02:06 北海道札幌市中央区 ニュークラブCoCo
am02:06 北海道札幌市中央区 ニュークラブCoCo
「はっはっは、そう言うなや、厳之介。実はな、今夜、どうしても出入りしたい賭場が在ってな。お前の名前を使わせて欲しいんじゃ。かまわんか?助かる。何処の賭場かって?小樽沖合で行われておるヤツじゃ。そう、それじゃ・・・。何?ロシアン・マフィアが絡んどるんか。ほぉ、それは面白い。折角だから、巻き上げてやろうかいのぅ。くっくっく」
皐月は、陣悟郎の背後から黄色いオーラが立ち登るのを、見逃さなかった。
陣悟郎は携帯を切ると、まるで新しい玩具を与えてもらったかの様に喜々として、
「さぁ、嬢ちゃん。これでアンタの探す女の居る船には乗れるが、ワシと一緒に来るかい?」
「ええ、喜んでお供させて頂きますわ、ご住職」
皐月は笑って頷いた。
「じゃあ、生い先短いワシの為に、せくすぃ~なドレスを着てはくれまいか?胸元と背中がガバ~ッと開いた」
陣悟郎は、悪戯な要求を皐月に求める。
「あら、ご住職。セクシーなのはドレスだけで、よろしくって?どうせなら、思いっ切りセクシーな下着もお着けしますけど?いいえ、いっそお望みなら、下着無しでもかまいませんわ」
皐月も負けじと、陣悟郎の目を見詰め応えた。
負けん気の強い皐月が可愛いのか、陣悟郎はわざと咳ばらいを一つして、
「馬鹿を言っちゃいけねえ。下着があるからこそ、脱がすのが楽しいんじゃねぇか。ったく、最近の若い女は、何かあると直ぐに脱ぎたがるもんだ。恥じらいが無くて、こっちが哀しくならぁ」
皐月はクスクスと笑い、
「それじゃあ、何かよさ気な下着を着けて参りますわ。どちらで合流させて頂ければ、いいのですか?」
陣悟郎は腕組みし、
「そうじゃのう、今から1時間半後にJR小樽駅前で。ワシも一度寺に戻って、種銭を用意せんとな」
皐月は立ち上がり、
「了解りました。今から1時間半後だと、午前3時半にJR小樽駅前ですね」
グラスを乗せてあるコースターを一枚取る。
テーブルにセットされているリクエストを書く為のペンで、裏にサラサラと皐月自身の携帯番号を書いた。
陣悟郎にコースターを手渡しながら、
「定刻になったら、こちらにご連絡下さい。あっ、一つ質問が・・・」




