表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/51

ep.042 am01:45 北海道札幌市中央区 某所

am01:45 北海道札幌市中央区 某所


「ソレデハ、アノ土地ト建物ハ、コチラノ提示シタ金額デ、イイデスカ?山下サン」

本革のソファーに深々と座り、ニヤニヤしながらカタコトの日本語を話すのは、皐月が大阪から来る途中同じ飛行機だったマイケル・ブルームフィールドだ。

「ええ、その金額で結構です。マイケルさん」

山下と呼ばれた男は、マイケルの向かいに座り、身体からある種の危険な匂いを放っていた。

本職ではないにせよ、恐らく準構成員かフロント企業の幹部である事は間違いなかった。

マイケルは全く気にせずに、フフンと笑い、

「ソレデハ、今カラ貴方ノ会社ノ口座ニ振込ミマスノデ、権利書ヲゴ用意下サイ」

「分かりました。おい」

山下は、後ろに控えている部下に声を掛ける。

「こちらになります」

山下の部下が差し出した封筒を、マイケルは受け取った。

権利書を取り出し、記載内容をパラパラと確認すると、

「間違イ無イデス。ソレデハ」

マイケルは、スーツのポケットから携帯を取り出し、ある番号に掛けた。

ドイツ語?と思わせる言葉で何か告げると、頷き、

「今、貴方ノ会社ノ、スイス銀行ノ口座に振込ミマシタ。確認下サイ」

山下は部下に確認する様に指示する。

部下は直ぐに隣の部屋へ行き、手早くオンラインで口座を確認し、

「入金されています」

部屋越しに答えた。

山下は満足げに右手を差し出し、

「商談成立ですな。ありがとうございます、マイケルさん」

「コチラコソ、思イノ他、良イ買イ物ガ出来マシタ。マタ、北海道デ不動産ガ必要ナ時ハ、オ願イシマス」

マイケルは礼を言って、固く握手をした。


マイケルと山下は、寛ぎながら次のビジネスの話をする。

気をよくした山下が、

「それはそうと、マイケルさん。カジノは好きですか?ウチの上と関連している組織が、今夜、小樽で秘密カジノを開いてるんですよ。如何です?上手やれば、今夜お支払い頂いた金額以上のお金を稼げますよ。もちろん、逆もありますが・・・」

「イイデスネ。実ハ私、ギャンブルガトッテモ大好キデス。先日モマカオデ、少シダケ稼ギマシタ」

マイケルはニヤリと笑い、秘密カジノへ向かう事を決めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ