ep.021 pm11:35 北海道札幌市中央区 スキャンダル・セックス・スウィート
pm11:35 北海道札幌市中央区 スキャンダル・S・スウィート
石山は弥生(皐月)の前にドカッと腰を下ろし、
「書いたプロフィール見せてもらうね」
しげしげと弥生(皐月)のプロフィールを眺めた。
「名前が鳶田弥生さんで、身長が170か結構高いなぁ。ちょっと立って見てくれる?そそっ。で、クルッと回って・・・」
皐月(弥生)は、指示された通り立ち上がり回ってみる。
《まぁ、アナタ位の男だったら、私の事背が高いと感じるかもね》
そんな弥生(皐月)を余所に、石山はニヤニヤして、
《意外といい身体してるじゃねーか。出る所出て、引っんでる所引っこんでるしよぉ》
改めてプロフィールを見て、ゴクリと頷く。
《バスト88・Dカップ、ウエスト57、ヒップ86か・・・、いいねぇ。こりゃあ是非とも講習は必要だな》
「いいよ。座って」
石山の掛け声に、弥生(皐月)は座わる。
息を付く間も与えずに、少し鼻の下を伸ばした石山が、
「性感帯は、ん~、ちっちゃい字で“わかりません”て書いてあるけど、どう言う事かな?聞かしてくれない?弥生ちゃん」
《掛かった!》
心の中でガッツポーズを取った弥生(皐月)が、わざと頬を赤らめ、
「えっとぉ。私、まだ気持ちいいってのがぁ、よく分からないんです。エッチしててもぉ、痛くは無くなりましたけど・・・。まだ、イッた事はありません・・・。彼氏にはぁ、『オマエはよく濡れる女だ』って言われるんですけど」
石山は、さも親切心から言っているかの様な面持ちで、
「ふーん、そうなんだ。だったら講習は必要だな。隣の部屋にベッドが在るんで、俺が調べて教えてあげるよ。さすがに客に見せるプロフィールに、性感帯がわかりませんとは書けないからねぇ」
「はい、ありがとうございます。親切なんですね、調べてくれるなんて」
石山は、更にコホンと咳ばらいをすると、
「仕事だからね、コレも。だから疚しい気持ちなんて、これっぽっちも無いのさ。ホントはしたくないんだよ、講習なんて」
もちろん、嘘であった。
講習と格好を付けて無料喰いするのが、石山の楽しみである。
“スキャンダル・セックス・スウィート”は、ヘルスなので本番行為は無しなのだが、当然の如く石山は立場を利用してしっかり女の子達と関係を持っていた。




