↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

522/565

第427話 カッチカチらしい

 駅に着いたので電車を降りる。

「えーっと、プラネタリウムは3番出口でしたわね?」

 と尋ねると、田中くんが割引券付きのチラシを取り出して確認する。

「ああ、そうみたいだ。出てから、道を渡って左に3番目のビルの6階」

 田中くんが、私にも地図が見えるようにチラシを見せてくれた。目に入ってくるのはどうしても、アニメコラボの宣伝の部分。

 うー、行くんだ。嘉久と。見に行くんだ。子供向けのアニメで、全然BL界では持てはやされてないものだっていいんだ。二次元に触れたいのっ!声優声が聴きたいのっ!

 田中くんが場所を確認するとチラシは折りたたんでブレザーのポケットにしまった。

 改札を出て、3番出口から外へ。地図通りにすぐにビルについて、6階まで上がる。

 休日じゃないからそれほど混んではいないけれど、それでも人気のスポットだけあって、数十人の人が切符売り場と入場口の列にはすでにいた。

 切符売り場の列に一人で行こうとする田中くんの横に無理に行く。

「白川、いいよ。買ってくるから」

 列に並んでいるのは10人ほど。だけど、切符売り場は1か所なので10人でどれだけ時間がかかるかわからない。

「一人で待つよりは、二人でお話をしながら並んだ方が退屈いたしませんわ」

 それに、並ぶのも慣れてるぞ、私。

 みっきゅんと入場列に延々と何度並んでいると思っているんだ!

 そう考えると、10人程度列のうちにも入らないわ。わーはっはっは。

「そう、だな。うん。話しながら並んだ方がいいよな」

「そうですわ。田中くんはGWはどのようにお過ごしになられましたの?」

「ほぼ、部活」

「あー、そうですの。そういわれれば、GW前よりも、少し日に焼けましたか?」

 まぁ、もともと日に焼けてはいたけれど、さらに黒くなっているような気がする。それとも、普段周りにはわりと肌の色が白っぽい人が多いから黒く見えるだけだろうか?

「ああ、焼けすぎないように日焼け止め塗ってはいるんだが……1日ちょっと塗り忘れたらこれだ」

 へー、日焼け止め塗ってるんだ。まぁ、焼きすぎると皮膚がんとかいろいろありますものね。

 ……って、たぶん練習中に汗で流れ落ちちゃうんでしょうけど。まったく何も塗らないよよりは多少ましってことでしょうか。

 我ら夏コミ参戦組もそうだもんね。日焼け止め塗って並ぶのは常識として……。汗だくになってどれだけ効果あるのかなぁって思いつつも、塗りなおすとかそういうことに時間は避けないっていう……。

 美白よりも、腐本。

 それが、我ら腐女子の本懐。

 あ、ごめんなさい。スポーツマンと腐女子を一緒にするなんて、恐れ多いこと……ぐおう、スライディング土下座(心の中で)。

 健全なる精神が宿る野球部と、腐全なる精神が宿る腐女子と……類似点なんて、類似点なんて……、野球漫画って楽しい!ってことくらいじゃないの?

 ……あ、田中くんは漫画とか読むのかな?

 図書委員してて、読書家っていうのは分かったけど、漫画は範疇外かな?

 高校生男子なんて、みんな週刊少年ジャンパとかなんか読んでるイメージなんだけどなぁ。全部は読んでないにしても、アニメにもなってる有名なパンピースとか……。休載ばっかだけど、連載再開するとニュースになるあれとか……。

「色が黒くなっただけじゃないんだ。少し筋肉もついたと思わないか?」

 田中くんがくっと腕を曲げて二の腕の筋肉を見せてくれた。

 ふおっ。

 服の上からでももりっとした筋肉が見えますです。

 思わず手を伸ばして触る。

 いや、二の腕の筋肉見せられたら触るのデフォでしょ?

 カッチカチですな。うん。

「と、田中くん、よく考えたら、GW前がどれくらい筋肉があったのか知りませんわ」

「ははは。確かにそうだ。筋肉が付いたかどうか比較しようがないよな」

「ふふふ。でも、鍛えてるということは分かりましたわ」

 なぁーんて話をしてれば、あっという間に列が進んで、チケットを買う順番が回ってきました。

「高校生2枚」

 と、田中くんが注文して、財布を取り出します。

 ふえ?

 ふええっ?

「待ってください!」

 とっさに田中くんの制服のポケットに手を突っ込む。

「し、白川?」

 田中くんが顔を真っ赤にして驚いた顔をしている。

「ふわぁ、ご、ごめんなさい、コレ、その……」

 人のぽっけに手を突っ込むなんて、確かに驚くよね。ごめんなさいっです。

 あわてちゃったので、つい……。だって、後ろには人がいっぱい並んでるし、もうお金清算終わりそうだし……って、いやいや、急がないとなので、後でしっかり謝ります。

「割引券忘れてますわ」

 田中くんのポケットから取り出した割引券付きのチラシを支払いカウンターに差し出す。

「え?白川……割引券って……」

 ん?

 1枚で、3名まで割り引かれるし問題ないよね?高校生だと一人100円引きになるんだよ。

「え?」

 あれ?

 スタッフの人もあっけにとられてる。

 何?もしかして、もう有効期限切れてるとかだった?

 だったら恥ずかしいぞぉ。


いつもありがとうございますです。

絵を想像してみて。

女子が男子の制服のポケットに手を入れるのなんて、めっちゃラブラブカップルじゃね?

でもね、私の頭に思い浮かぶのは「人のポケットに手を入れると火事になる」っていう言い伝え……。

さて、うっかり、9月とか更新普通にしてたけど……。

月木更新だけど、祝日はお休みなの!忘れてた!

ってなわけで、来週の月曜は祝日なので、更新はありませんです。はい。

ではでは!何の日だっけ?体育の日?

まだ田中ターンよ。ふふ(''ω'')ノ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。