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【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


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第424話 щ(゜Д゜щ)カモーンらしい

縦書き表示の方、申し訳ありません。

「じゃぁ、連絡してみよう」

 田中くんがスマホを取り出し、図書委員グループラインに連絡しています。

 あ、そうだ。

 蜂川さんに連絡をしないと。

 電話をすればすぐに出る。もう、学校のロータリーで待ってるよね……。

 えーっと、今日は急きょ委員会のメンバーと集まることになったので、迎えに来ていただいたのに申し訳ありません。何時になるのかわかりませんのでお迎えは結構です。タクシーを利用いたします。

 って感じの連絡を入れれば、わかりました。ではお気をつけて。と、うれしそうな声で答えてくれた。

 蜂川さんはいつも、友達とどこかへ行くって言えば喜んでくれる。せっかく待っていたのにとか、急に予定を変更されると困るみたいな、不満げな声は決して出さない。ありがたいです。

 電話を終えると、田中くんが困った顔を見せた。

 何を困っているのでござるか?

「あー、白川ごめん、なんか、みんな用事があるって……」

 スマホを取り出しラインを確認。

 田中くんの声かけに、すぐに全員から返信がある。

 私と田中くんを除けば、8人いるメンバー……。

「申し訳ございません。本日は先約がございます」

「今日は習い事があって参加できません」

「家族と約束があって」

「部活の打ち合わせが」

「塾で模試の反省会」

 と、ずらりと並んでいる。

「友達と映画を」

 そうか。友達との約束もあるよね……。

「模試の打ち上げカラオケに」

 あー、そうだよね。模試終わると打ち上げとかあるよね。

 でもって、最後は

「えーっと、その、田中くんと白川さんの二人であれだ。僕もその、ごめんね」

 って、ラインなのに言葉遣いがしどろもどろとか。いったい何なのだ?

 まぁとにかく、みんな予定があるのかー。

 それなら仕方ない……。

 っていうか、えーっと。

 図書委員の集まりなくなったってことは、蜂川さんにやっぱり今日は帰ることになりましたって連絡?

 ……なんか、連絡しにくいなぁ。

 蜂川さんをがっかりさせちゃわないかな……。

 しゅんっと肩を落としてスマホを鞄にしまう。

「あーっと、白川……」

 田中くんがちょっぴり気まずそうな顔を見せた。

 そりゃそうだよね。せっかく図書委員で集まろうって提案したのに……。私が喜んで同意したのに、計画がとん挫しちゃったなんてさ……。

「みんなダメみたいだから……」

 うん。ダメみたいだから、ダメですよね……。うるり。

「せっかく珍しく部活が休みだからさ、二人で寄り道とか……ダメかな?」

 ふえおっ!

 そっか。

「もちろんですわ!」

 図書委員の集まりじゃなくたって、学校帰りに友達とどっかへ寄り道!いいじゃないですか!

 青春だぁ!

 むはは。

 ボッチなんてもうおさらばさ!

 ……。いや、今回は、独りぼっちじゃなかったけど、図書委員としては二人ボッチなんだけどね。

 うん。これで、蜂川さんに友達との予定がなくなったって連絡いれなくても済んだし。

 それに……。

 田中くんと一緒に出かけるの好きです。

 ラーメン食べたり、お嬢様として猫を被らなくて済むから。

 あ、いや、最近はあまり上手にかぶれていない気もするけれど……?気のせいよね。

 うん。誰も「璃々亜変」とか言わないから平気。たぶん。

 せっかく田中くんと一緒に寄り道するんだもん。

 今日はファーストフードとか食べたいなぁ。ハンバーガー……モチュバーガーがいいかな。あー、野菜たっぷりはさんだサブウエーンとかもいいぁ。こっちの世界ではなんて名前に変わってるのかな……。

「白川、行きたいところある?」

「そうですわね、ハンバ……」

 うおっと。

 やっばい。

 めっちゃ誘導尋問に引っかかるところだった。あんまり庶民の食べ物に詳しくちゃおかしいっての!

「ハンバ?」

 田中くんが顔にくえっしょんマークを浮かべた。

「私でしたら、行きたいところへはいつでも行けますから。せっかく部活が珍しく休みなのですもの。田中行きたいところに付き合いますわ」

 きっと、田中くんならおいしい庶民飯とかいつも食べてるはず。

 何が食べたいのだ!

 牛丼か?

 よしこい!

 牛丼щ(゜Д゜щ)カモーン!

 セルフうどんか?

 いいぞいいぞ、ぜいたくにとりから揚げセットにしてやるさ!

 щ(゜Д゜щ)カモーン!

 少しぜいたくにフリードリンクのないファミレスか?

 前世ではファミレスイコールフリードリンクだったからあんまり縁がなかったけど、ワンランク上の料理が時々食べたくなったんだよなぁ。

 щ(゜Д゜щ)カモーン!

「まだ4時前だもんな。食事って時間じゃないし……」

 はうっ!

 田中くんの言う通りです。

 まだ4時前でした。ガーン。

いつもご覧いただきありがとうございまっす!


空気の読める図書委員たち……ぐふふ。

さぁ、やってまいりました、田中ターン。

……がしかし、田中ターンの要望は少ないので短めに終わりたい所存。……私の短めが何話分なのかは……げふんげふんげふん……。


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