↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

483/565

第396話 嘉久の両親はいい人っぽいらしい

「それに、今年は家族旅行もできなかったから……」

 そうか。

 兄は家族だもんね。

 うちは、両親が忙しく海外を飛び回っているから……普通の家だったら、GWに家族で旅行とかしたりするんだよね……。

 私は、前世では一人暮らし歴もそれなりにあって、大人だったから……。

 いくらしっかりしていても、兄もまだ高校生だ。

 言わないだけで、家族が離れているのは寂しいのかもしれない。

「分かりましたわ。お兄様、明日は一緒にネズニーシーへ遊びに行きましょう」

 にこっ。

 シスコンというよりも、ファミコンなのかもしれない。

 ゲーム機じゃないよ。

 ファミリー(家族)コンプレックス。

 家族を大切にできる人はいい人だ。兄は……シスコンが行きすぎなければいい兄に違いないのだ。

「なっ、なんだよ、璃々亜と一緒にネズニー、俺も行きたい!」

 と、嘉久。

 ああそういえば、嘉久も家族が忙しいんだった。

「お前は、明日は両親に合いにソウルだろう?」

 何?

 魂がどうしたって?

「あー、そうだよ。ったく、近くに寄るから会いに来いって……パスポートがいる場所が近くって感覚は、おかしいよな?」

 パスポート?

 ん?ソウルって、ウルトラソウルみたいなすんげー魂のことじゃなくて……韓国か!

 まさか……嘉久……。日帰り海外旅行……。

 いくらお隣の国とはいえ……。

 違う、なんか、セレブは違う……。

「まぁ、俺が行けば一緒に食事する時間くらいは取れるからなぁ。日本まで両親が来るとなれば、滞在時間5分とか、空港で顔見て終わりになっちゃうからな……仕方がない」

 ううううっ!

 うちの両親も忙しいけど、嘉久の両親もすごく大変そう。

 いったい何の仕事してるのか知らないけど……。

 って、嘉久の両親の仕事は知らなくてもいいけど、親、うちの親の仕事は知っておかないとだめじゃんっ!

 もうすでに、璃々亜になって1か月だというのに、自分周りのこと……全然分からないままだ……。

 いや、うっかり、腐妄想ばかりしていて忘れてたわけじゃないよ?

 つい、ボッチ回避のために家族のこと後回しにしていたわけじゃないよ?

 漫画に飢えてそれどころじゃなかったわけでもなくてな……。

 ごめん。父、母。

 愛情たっぷりだということは分かってるから。

 私も、まだ慣れないけど、でも、二人とも嫌いじゃないよ?

 ……嘉久のところも、わずか5分でも会える時間があればあいに来るっていうことは、両親に愛されてるんだよね。

 よかった、よかった。

 それでもって、なんだかんだ言って、韓国まで両親に合いに行く嘉久も、両親が好きなんだね。

 よかった、よかった。本当に良かった。

 孤高の皇帝が、友達関係のことだけでよかったよ。

 家庭でもボッチだったら……。

 もう、私は破滅でもなんでもいいから、ヒロインと仲良くなって早く幸せになって!って応援しちゃいそうだもん。

 ……いや、破滅はやだけど。庶民落ちくらいなら別に平気だし。

 っていうか、むしろ、自由にオタ活動できるくらいな立場が一番いい……。

 

 はい。

 明日は兄と二人でネズニーシー決定です。

「明日の分も、勉強頑張ろうね」

 兄はシスコンだけど、甘くはなかった。

 それからみっちり、勉強をみてくれました。

 あんなにたくさんついていた付箋が、すっかりなくなるという……。

 ううう、夜更かしだよ!

 いつもより、1時間も夜更かししちゃったよっ!

 眠くて、風呂で寝ちゃうところだった。危ない。

 風呂から出たらメールチェックもせずに就寝。

 あ、そういえば、また、目立つ格好で優先チケットを使わない方がみたいな話し忘れたなぁ……。

 っていうか、ネズニーの話を出したから、明日二人で行くことになったんだよな……。

 どうして、こうなった!


 どうして、こうなってんの?

 家を出たときは、確か……兄は半袖の白地に薄い茶色の細いチェック柄のシャツと、白っぽい青のデニムのズボンだったはずだ。

 私は、いつの間にかクローゼットに入っていた、兄とおそろいのような色のデニムのロールアップズボン。それから肩に大きなリボンが付いた薄いピンクのチュニックを着ていたはず。

 えーっと、今私が着ているのは、ネズニーのヒロインキャラクターが右むいた顔がでかでかとプリントされた赤いTシャツ。

 隣にいる兄が着ているのは、ネズニーのメインキャラクターが左むいた顔がでかでかとプリントされた赤いTシャツ。

 ……。

 もう、お分かりですね。

 ペアルックになってます。

 しかも、これ、お揃いってだけじゃないんだよな……。

 仲良く隣同士に密着して並ぶと、キャラクターがチュウするという……。

 友達同士でお揃い着ましょうなんてレベルのTシャツじゃない。

 ラブラブカップルが着る類のやつだよっ!

 なんで、兄妹でこんなん来てるの、私!

 ……。

 お願い、誰か、説明して!

 ……。

 ええ、分かりました。説明してあげましょう。

 兄が、シスコンだからだよっ!

 ……また、それか……。


ごらんいただきありがとうございます。

ぶっちゃけると、そこまで忙しい仕事ってなんだろう?考えてないです。

(´・ω・`)まぁ、乙女ゲーム世界のおはなしなので……。両親のことなどどうでもよかろう(投げた

週2ペースだと、なんだか寂しい気がする今日この頃ですが、皆さまは慣れましたでしょうか……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。