第327話 オタクじゃないらしい
後書き更新しました。
私のつぶやきに、嘉久がすぐさま反応した。
「オ、オタクじゃないからな?この間、資料として届けてもらった漫画にあったものだからな?」
……って、速攻否定された。
あー、オタクは恥ずかしいって思うタイプなの。
ふぅーん。
そうですか。
漫画は読むけどオタクじゃねぇよっ!ってタイプですか。
あー、そうですか。
一緒にするなっ!ってタイプなのね。
えーえー、分かりました。
少しでも、なっかーま(*'ω'*)を期待した私がわるぅございました。
いいもん。
私には、弟がいるんだもんっ。
ぷぅー。
おっといけない。ほっぺた膨らましちゃった。
子供か!お前は幼児か!って……。仮にも、悪役令嬢がやることではない。いや、悪役令嬢じゃないってば!
さてと、行く場所は決まりました。
そして、京都駅についたら乗り換えでーす!
電車とバスがあるけど、バスで移動することにしました。
「えーっと、バス乗り場はどこだ?」
スマホを取り出して調べようとする嘉久の肩を叩く。
「ほら、案内板がございますわ」
「本当だ、璃々亜はよく見つけたな」
いや、常識だからね。
矢印で、あっちがタクシー乗り場、あっちがなんとか出口、あっちが何乗り場みたいなの、駅ならどこにでもあるから。
バス乗り場に向かって歩く。
「璃々亜、切符はどこで買うんだ?券売機か?」
……ないけど。
バスの券売機なんて、無いけど。
あっ!
「嘉久様、お財布の中身を教えていただけませんか?」
私も、慌てて財布を取り出す。
「え?財布?あれ、璃々亜、まだその財布使ってるのか?」
私が、お出かけ用のピンクの財布を取り出すと嘉久が目をとめた。
「あの財布は使わないのか……」
あの財布?
「お兄様からいただいた財布は学校用ですわ。この財布は休日用と、使い分けていますの」
「いや、だから、もう一つ財布あるだろう?」
もう一つ?
きょとんと首をかしげる。
財布?
「ほ、ほら、猫の……」
あっ!そういえば、嘉久から財布をもらったんだったっけ?っていうか、ちっとも財布っぽくなくて忘れてた。
「使っていますわ。財布ではなく、可愛い猫の姿なのでぬいぐるみ変わりに時々一緒に寝ていますの」
っていうか、みっきゅんって名前つけて、話しかけているのだが、それは内緒だ。
話しかけているうちに寝ちゃうので、一緒に寝てるわけだけど。
「一緒に寝て……」
嘉久が顔をそむけた。あれ?怒った?
「……財布として使ってなくて申し訳ありません」
せっかくの旅行だし、怒らせては大変だ。さっさと誤っておく。
「い、いや、好きに使ってくれて構わない、そ、その……。ぬいぐるみ扱いということは、その、だ、だ、だ、抱きしめたり、ちゅ、ちゅ、ちゅ……」
抱きしめる?
「いいえ、さすがにそれは……。財布サイズですから……」
「じゃ、じゃぁ、その、もっと大きなものなら……」
待て!
もっと大きな、抱きしめてちょうどいいサイズのぬいぐるみ型の財布とか……。
カバンにも入らない上に、持ち歩くのが邪魔なだけで……なんのメリットが……。
「いりませんわ」
うん。いらん。邪魔なだけだ。
っていうか、それ、財布じゃなくてぬいぐるみで良くない?何なの、抱きしめ心地がよいサイズのぬいぐるみ型財布って……。
「そ、そうか……で、財布の中身がどうした?お金の心配はしなくていいぞ?カードもあるし、現金も持ってきている」
はいはい。
ブラックカードとかゴールドカードとか、見せなくていいです。
万札とかも、見せなくていいです。
……って、お前、どこの社長の財布だよっ!高校生としての節度を持ちなさい!
「小銭はお持ちですか?」
「無い。小銭は家に置いてきた」
はい、来たー。
いるよね、そういう人。
でもって、私も自分の財布の中身の確認。
……ないのよ。
小銭。
いや、別に小銭は持ち歩きたくない人じゃないのよ?
学校用の財布に入れちゃったのよっ!お出かけ用財布には万札しか入ってない……。
はー、危ない、危ない。
「私も、嘉久様も、小銭どころか、千円札1枚持っていないですわね……」
「それがどうした?」
ふっ。
まぁ、当然知らないよなぁ。
「バスは、千円札と小銭しか使えません。そして、支払いはバスの中です」
これさ、乗ってて小銭がないとか、前払いならいいけど、あと払いのバスとかどうしたらいいんでしょうね?
さて。とりあえず、バスに乗る前に小銭を作らなければいけませんね。
ご覧いただきありがとうございます。
ご覧いただきありがとうございます。
今日は、えっと、(もじもじ)ちょっとしたお知らせがあるんだよ……。
じょ、じょ、情報が解禁になったのです。
あの、その……(もじもじ)。
(=゜ω゜)ノ書籍化です!
まーじーかー!
……冗談です。って、何度言われるかとびくびくしながら過ごしておりましたが、どうも、本当のようです。
「オタクガール、悪役令嬢に転生する。」っていうのが正式タイトルとなります。
あとは活動報告にて。




