↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

323/565

第277話 アパレル娘のことを思い出したらしい

「璃々亜、明日はどこに行く?」

 へ?

 嘉久と、どこへ行くかって?

 首を傾げる。

 明日は土曜日。嘉久とどこかへ行く約束なんてしてたかな?

「いつも俺の行きたいところ優先になってるから、明日は璃々亜の行きたい所へ行こう!」

 ?

 いつも?

 あ、そういえば……!

 土日は一緒になんたらかんたらっていうあれか!

 日曜は田中くんと神保町及び、一人で秋葉原っていう、ドリームプランがある。

 土曜日は……疲れないようにのんびり家で過ごせばいいんじゃないかと思う。

「ちょっと、調べたんだ。女子が喜ぶところ」

 嘉久が小さく折りたたんだ紙を出して読み上げる。

「海」

 4月の海に何しに行くんだ!

 魚でも釣りに行くのか?

「水族館」

 あー、うん。

 まぁ、女子も好きな子多いよね。

 って、また魚か!

 嘉久は魚が好きなのか?そうなのか?

「回転寿司」

 そうだよね、魚と言えば、回転寿司。

 ……。

 ……。

 はぁ?

 ……女子が喜ぶなんて聞いたことが無い。

 っていうか、むしろ……お前が行きたいんだろう!

 この間の出張回転寿司で、回転寿司にはまったんだろう?今度は本物に行ってみたいとか思ったんだろう?

 それを言い出せなくての、海、水族館からの、回転寿司か?

 なんというか……。

 この男が、学年トップの成績とか……。

「ふー」

 思わずため息が漏れる。

「あ、気に入らなかった?えっと、他にも、調べたんだ」

「いいえ、回転寿司は、私も行ってみたいですわ」

 よく考えれば、本物の回転寿司に行けば、ジャンクなフードが食べられる!

 たこ焼き、ポテトフライ、ラーメン……ひゃほーい!

 回転寿司ばんざーい!

「明日は、私も昼を一緒に食べよう」

 兄が口を開いた。

 ……そうですか。兄も回転寿司に行きたいのですね。

「え?敦也兄は、生徒会の仕事あるんじゃないのか?」

「……そうだが、生徒会も昼食くらいは食べるよ?」

 てなわけで、学校から一番近い回転寿司のお店で待ち合せることになった。

 わざわざ、待ち合わせて回転寿司とか……。セレブの考えることは分からん。

「璃々亜、他に行きたいところはないのか?」

 他にって、昼に学校の近くの回転寿司に行くこと決定してたら、午前の遠出は無理だし、午後からも日帰りなら遠出は難しいじゃん……。

 ま、遠出なんて疲れるから行きたくないけどさ。

 私の週末のメインは、日曜ですからね!


 土曜日。

 午前9時、嘉久がやって来た。

 ……。

「回転寿司に行く前に、寄りたい場所があるんだ」

 そーですか。

 一人で行っておいで~。

「璃々亜にも意見を聞かせてほしい」

 ちっ。


 連れていかれた場所は……。

 ふおっ!

 白衣が!コック帽が!スタッフジャンパーが!

 何、ここ……、ユニフォーム系コスプレショップか!

 ま、ま、まさか、嘉久もコスプレに目覚めた?そんな馬鹿な!

「掃除するのに、汚れてもいい服を皆でそろえようかと思ってな、どれがいいかな?」

 うっ、まさかの、掃除のための服選びとは!

 つなぎコーナー見始めたよ!

 つなぎを来て掃除とか……。うはー、やりすぎじゃない?もう、清掃ボランティアの粋超えてるよね?

 清掃部みたいな感じだよね?ユニフォームそろえるとか……。

 ……。あ、そういえば「はや松さん」ってつなぎでコスプレできるよね……。

 私も掃除用にとか言って買っちゃえば誤魔化せちゃう?

 いや、待てよ。「はや松さん」って顔を隠せるキャラいたっけなぁ……。マスクキャラはいるけど……目元はばっちり出ちゃうなぁ。うん、あきらめよう。

 じぃーっと、つなぎを見て考え事をしていたら、目の前にあるつなぎを嘉久が手に取った。

「璃々亜のおすすめはこれか?」

 真っ赤なつなぎ。

 いや、おすすめじゃないし。

 掃除っていうよりも、ガソリンスタンドの人みたいだし。

 それにさ、つなぎって、着て集合なの?移動中もこの真っ赤なつなぎって……。

「上に羽織るものの方がよろしいのではありませんか?」

 芽維たんや皐月たんや私に、入部資格がないと言っていたお茶会部の部員がどんな服装を着せられようとかまわないけれど……、お茶会部にはクラスメートの何人かもいる。誰だっけ?そうそう、アパレルとかね。

 あれ?アパレル会社の社長の娘だったよね?お茶会部の部員。

 アパレルなんだから、ユニフォームとか相談すればいいんじゃないかな?うん。嘉久のセンスよりはプロのセンスに任せた方が……。

「確か、私のクラスのお茶会部員は、アパレル会社の社長令嬢だったと思いますわ。ユニフォームのご相談は、その方にしてみてはいかがですか?」

 下手に関わると「白川璃々亜がダサい服を着させて意趣返しをしたんだ」とか捻じれて解釈される危険もあるしね。

 うん。

 全部嘉久のせいなのに、悪役令嬢補正でどうなるのか分かったもんじゃないから。念には念をいれて、回避していかないと。


御覧頂き有難うございます。


嘉久の魚三段活用、皆様もご利用くださいませ。

(-。-)y-゜゜゜

いや、女子が喜ぶかどうかは知らないけどね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。