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【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


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閑話 相原さんと相良さんの計画

「ねぇ、相原様」

「なぁに、相良様」

 白川様、鈴木様、皐月様と一緒にGWにネズニーに行けることになった。

「これ、どう思います?」

 相良さんが、私が差し出したスマホの画面を覗きこんだ。

「ああ、これ、素敵でしたわね!」

 私が画面に表示していたのは、歓迎会のネズニーに行った時の写真だ。白川様たちが写っている。

 おそろいのフワフワシフォンスカートがカワイイ。

「あ、もしかしてまた着ていらっしゃるのかしら?」

 相良様がハッとした。

 今度は私と相良様が加わる。

「私たちも、用意しませんこと?そして、白川様たちにはこの格好をして来ていただくように頼むのですわ」

「え?」

 相良さんが驚きの声を上げる。

「御揃いですか?私たちも?……」

 少しだけ頬を染めて、手を頬にあてる。

 そして、戸惑ったように、首を小さく相良さんがふった。

 その気持ちは、手に取るように分かる。

 御揃いの服が着られたら嬉しい!

 でも、私たちが御揃いなんておこがましいのでは……。

 ……そして、1つ問題がある。

 白川様はもちろんのこと、鈴木様も皐月様も、とても可愛い。

 私と相良さんは「地味顔」だ。

 小説で書かれるならば「モブ顔」というものだ。

 美少女とモブ顔がおそろいの服を着ているなんて……。引き立て役どころか、滑稽すぎるだろう。

 だから、5人が横並びするのではない。3人+2人で初めから線引きをするのです。

「白川様たちが、白のシフォンスカートですから、私たち二人は黒にしてはどうかと思うのです」

「まぁ、それはいいですわね!御揃いだけど、色違い。ええ、それくらいがちょうどいいかもしれません」

 色違いとはいえ御揃い。

 嬉しさがこみあげてきます。

 でも、不安もあります。

 いくら色を変えても、御揃いであるのは一目瞭然。美少女3人と並ぶモブ二人。……私たちはいいのです。

 自分でしたくてするのですから……。ですが、3人に迷惑になってしまうんじゃないでしょうか……。

 引き立て役を連れていると、3人に言われのない非難の声が上がるのでは……。

 考えすぎでしょうか。

「では、3人に御揃いのスカートをはいてきていただけるか確認して、二人で黒いスカートを買いにいきましょう?」

「ええ、スカートに合う服も一緒に買いませんか?」

「いいですわね!ふふっ、楽しくなってきましたわ!」


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