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風と灯りのノクターン ~風の精霊使いエリサと奇跡の少女~  作者: 月杜円香


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第62話 6通の手紙

 半年ほどすると、バーシアの容態も落ち着き、彼女から、もう付き添いは不要だと言われた。


 でもーー困った!

 どこにいけばいいんだろう。


 久しぶりに、村の家に帰ってみる。

 埃一つない。

 毎日、治療士の人たちが交代でやってくれていたらしい

 あとで、お礼に行かなければ……


 あたしは、お昼を食べると神殿裏の治療院に足を運んだ。


「すみませ~ん、マリベルです」


「お疲れ! マリベル」


 出てきてくれたのは、ミシャールさんだった。

 長い金髪が綺麗な、男前の治療士さん。


「バーシアのことはいいのか?」


「はい、もう、大丈夫ってバーシアが」


「そうか、なら、次に進めるな」


 ミシャールさんは、一度治療院の奥に戻り、手紙を六通あたしに渡してくれた。


「なに? これ」


「お前に来てほしい場所だと」


 あたしは手紙に目を落とす。


 銀の森、光の神殿


 サントス大神殿


 中央神殿


 モルガン家


 守護の森の騎士団


 エドガル・ラング


 誰だろう? 



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