↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
風と灯りのノクターン ~風の精霊使いエリサと奇跡の少女~  作者: 月杜円香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
26/68

第26話 初めて空を飛ぶ

 夜中の内にーー荷物も持たずに、あたしとエリサ、レフさまは守護の森を出発した。


 エリサは、とても禁忌なことをしてしまったみたい。


「本当におまえはーー」


「だって~ 向こうから、契約してくれって来るのよ。無下にできないでしょ?」


「おまえの場合、ほとんど、祝福精霊だ。断れ! 他の人の精霊にも興味を持つな」


「えーー!! 向こうから、挨拶に来るのよ~」


 レフさまは、もう一発頭にげんこつをおみまいした。

 そしてあたしを見る。

 その顔は、エリサを見るときよりずっと優しくなってた。


「マリベル、エリサのお守りで大変だな。礼を言うぞ。これから行くサントスにはーーおまえの父がいるから」


 初耳だった。

 ずっと、銀の森で治療を受けてると思ってたわ。


「サントスの治療院のほうが、腕のいい治療士が揃っていてな」


 レフさまは、優しい声で言ってくれた。


「それでだーーマリベル」


 レフさまは、あたしの目を見つめる。

 ……嫌な予感。


「エリサのやらかしは、クライヴに任せて、我らは至急サントスへ行くことになった。


 大陸の西にあるーー大神殿だ。


「あの……? レフさま」


「おまえは、ほとんど魔法にはふれてこなかったがーーことは急ぐ」


 へ?

 へっ?

 へへぇ~?


「飛ぶぞ」


 レフさまが言ったときには、あたしの足元に地面がない。


 怖くて目をつぶる。

 大柄なレフさまは、しっかりと私を抱き抱えてくれていた。


 風の中を移動してるみたい。


 レフさまの上着が風にめくれたわ。

 分厚い包帯が巻かれていたーー




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。