↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
風と灯りのノクターン ~風の精霊使いエリサと奇跡の少女~  作者: 月杜円香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
10/68

第10話 エル・ロイル家の若長

 銀の森の最奥。

 光の神の血筋の直系だという。

 ーーエル・ロイル家の館がある。

 古くて、歴史を感じさせる家。


 なんでかあたしもここにいる。


「一人で行きなさいよ!」


 あたしは、昨日さんざんエリサに言ったわーー若長が会いたがってるのは、あなたよ」ってーー


 でも、、エリサは首を横に降るばかり。


「私、その人嫌い。会わなくてもわかる。ケンカになるわ」


 ……そんなこと、なんでわかるの?


「ずっと覗いてるわーーリカルドより上位の精霊を使って」


 風の騎士だって、上精霊よね?

 それなり上位なんて……


「明日は、学び舎の休日だわ。お願い、マリベル、ついてきて」


 ーー断りきれない、あたし。


 わざわざ学び舎の制服を着る。

 そして、私にも押し付ける。


 そりや、若長に会うなら第一級の礼装でしょうけど。


 あたしは、全然乗り気ではない。

 エリサも、不機嫌な顔をしてる。


 長の館まで着たところで、昨日の予見士に会う。


「待ってたよ。あれ? エリちゃんの他にマリィちゃんも来てくれたの?」


「マリィちゃん、いつもエリちゃんの子守り大変でしょう?」


 ジェドさん、相変わらす軽口で、話す。

 エリサの頬が、膨らんでるの知ってるはずなのに。


「きみの未来の旦那さまを見てあげるよ」


 そう言われて、あたしは、思わずジェド氏の方へ近寄ってしまった。


「待って、マリベル」


「あなたがエリサ-シャ・フレイドルですか?」


 男の人にしては、幾分高めの声。

 それに、声と共に空気が変わったわ、

『圧』。

 さわやかな風の圧。


 振り向く。この世のものとは思えないーーイケメンが立っていた。


 腰まで届くまっすぐな銀髪。

 光の神殿の彫刻よりも美しい顔。


「お母様が、東方の美姫と称されたカタリナ姫ですってね」


「男が顔を褒められても嬉しくありませんよ」


 二人のやり取りが始まった。


 カタリナ姫といえば、西域のエレオノーラ姫と並び称される美姫。


 うわ~ ちょっと興味あるかも。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。