第155話 第二子を名付けました! +15000pt
奥さんたちが集まって、今後の家族計画について話し合っているらしい。
なお、俺はもっと重要な仕事を請け負っている。
「デリアとの子どもの名前だが……。どうしたらいいのか……!」
『前回はポイ活から取りましたよね? でもポイ活だと、ポイと活しかないじゃないですか。もうポイしかないですよ? そしたら次に生まれてくる子どもに付ける名前は別からひねり出さないといけなくなりますよね?』
「女神がグイグイぶっ込んでくる~!!」
『ミアンさんの人生経験から導き出して名前をつけるしか無いでしょうねえ。あ、ちなみに奥さんたちは次は誰がっていう話をしてますけど、順番的にはヨルカさんで、ヨルカさんはもうちょっとぶらぶらしてたいからアイラさんに譲るって話をしてて、アイラさんはもうちょっと責任の無い受付の仕事を堪能したいから……と紛糾してますね』
「しょうもないなあ! というか、デリアが養われるために覚悟を決めて産んだのに、この二人にはそういう焦りが全く無い……!!」
『ヨルカさんはまあまあ不老ですし、アイラさんはまだ若いので焦りが無いんでしょうねえ。あっ、クリカちゃんが挙手して却下されましたね。次もマキナさんで決定したようです』
「マキナかー! よし、じゃあまた励むか!」
『露骨にテンション上がりましたねー』
「俺もマキナ大好きだからなー」
もちろん、他の女子たちにも好意はある。
だけどマキナはやっぱ特別でしょ。
「それはそれとして、出会った順番ならデリアが二番目だからな。そして我が家の最初の女児はデリアから生まれた。うーむ」
『外を散歩しながら考えましょうか』
「そうしよう」
女神と二人で、外をトコトコと歩き回る。
「あっ、こりゃ騎士爵! 娘さんが生まれたそうで! おめでとうございます!」「おめでとう騎士爵~!」「おめでとうございます!」「デリアさんが産んだんですか!? はあー、鬼のデリアがなあ……」
デリアが子どもを産んだということで、大変な話題になっている。
移民の多くは、デリアの世話になっているからなあ。
厳しい方の意味で。
ケスタイン王国は、年間に五百人くらいの移民を受け入れているそうだ。
一日一人か二人相手にするだけだから、デリア一人で全然足りるわけだな。
で、アホをやった移民は国外追放される。
これは年間に二百人。
その通告もデリアが行う。
最初に出会う恐ろしい騎士であり、追放刑を告げる死神でもあるのだ!
いやあ、そんな彼女が騎士を実質退職し、うちの第二夫人に就職したからね。
今は娘におっぱいをあげたりして暮らしておる。
めちゃくちゃ表情が柔和になってるのだ。
「騎士引退……。死神引退……。第二の人生……。セカンドライフ……。ふーむ! そうだ! ライフ……LIFE……リーファ! これだ!!」
『おっ! ひねり出しましたねー! なかなか可愛くていいんじゃないでしょうか! ウグワーッ! 第二子を名付けました! 実績・娘の名は! 解除! 15000pt獲得!』
「うんうん、やっぱそれくらいだよな。……もしかして、子どもが増えるとポイント減ってく?」
『ええ。減っていきますね。第四子以降は一律5000ptになります』
「それでも十分すぎるくらい高いなあ……」
とにかく、リーファという名前を引っ提げてミアンタワーに戻る俺。
奥さんたちの話し合いは終わったかと思いきや、また紛糾していた。
なんだなんだ。
「お姉は今はカッツをいっぱい甘やかさないとでしょ! すぐに弟か妹できたらダメ!」
「ええーっ! わ、私もまた本格的にミアンと子作りしたいんですけど……」
「確かに、妹や弟に愛情を取られて拗ねている上の子というのはお約束じゃのう」
「うんうん、カッツくんも色々分かるようになってきてますし、育てがいがあるところです。ここは子育てに注力しても……」
「確かに、マキナとクリカで年齢が四歳離れているということは、ご両親はそれだけの間マキナを育てることに注力したわけだしな」
おっと、マキナ以外の女性陣、年子否定派だ!
そして結局……。
マキナ、アイラ、ヨルカでじゃんけんを開始した!
な、なんだってー!!
「あーっ、わしかー!!」
勝利したのはヨルカ!
「じゃあ第三子はヨルカでお願いします。くうー、残念……!!」
「うむ、いつかは作る気だったんじゃ。賢い子を産むぞ! この生体ボディなら出産できると女神からのお墨付きじゃしな!」
『そうですよー! あ、祝福もあげますね。確実に妊娠したいですか? それとも試行回数を稼いで楽しみたいですか?』
「おっ、ミアンと女神が帰ってきておる! そうじゃの。過程も大事じゃし、ここは自然に任せてみるとするかのう」
ということで、今夜からはヨルカとお勤めすることになるのだった。
それはそうと……。
「娘の名前を決めた!」
おおーっとどよめく奥さんたち。
「デリアのセカンドライフから取って……リーファだ!」
「リーファ! なるほど!」
デリアは納得したようだった。
腕の中でじっと目を閉じている赤ちゃんを見つめながら、
「お前が私の人生の安寧を導いてくれるんだからな。お前は私の人生そのものだ。リーファ、幸せになろうなあ」
なんかしみじみ呟いてらっしゃる。
◎現在のポイント:236667pt
貢献ポイント :770200ポイント
お読みいただきありがとうございます。
面白い、先が気になる、など感じられましたら、下の星を増やして応援などしていただけると大変励みになります。




