閑話、フェスティリアで
「いいか、何としても新しく見つかった聖女2人をフェスティリア本部まで連れてくるんだ、その為には金に糸目をつけん、いくらかかっても良い、必ず連れてくるんだ」
フェスティリア本部では、大主教が1人大声を張り上げて、フェスティリア本部から繋がるフェスティリア支部に撃が飛んで居た。
フェスティリア本部は大きな建物だが、それだけではなく、フェスティリア自体が所々に支部を持っていて、支部もフェスティリア本部には及ばないが、建物自体そこそこ大きい。
フェスティリア支部には常に人が常駐していて、フェスティリア本部からの通信はほぼ支部に拾われるのだ。
「わかりました大主教様、幸い私が掴んだ情報では、幼い聖女2人は少人数の護衛が付いているそうですが、ノコノコと王都に向かっているそうです。
ですので王都に近い我が支部が、幼い聖女2人を捕らえて見せましょう」
「そうか、頼んだぞ『カタリベ』よカタリベの所の支部は王都に1番近い事もあって、1番力を持っている支部だ、しかしいまいましくもフランソワをはじめ、リアやルーチェ、コロンやハイジ迄も抜けてしまったが、それでもアルファニカ国に匹敵する力を持っているはずだ、だから期待しておるぞ」
「はい、必ずや期待に応えて見せましょう」
カタリベはフェスティリア支部でも、王都に近い支部を任されている野心家だ、そして目的の為なら手段を選ばないと呼ばれている、残虐な性格の持ち主だ。
プリフィとアリエッタは厄介な者に目をつけられてしまった。
「まずは聖女一行の馬車に、ゴロツキを100人ほど集めて襲うのだ、護衛はどうなっても構わんが、聖女2人は傷つけるな」
カタリベはその様に部下達に司令を出した。
しかしその作戦は、アリエッタの『バードストライクズ』と『ストーン』によって失敗に終わった。
そしてその後、その報告を聞いたカタリベ。
「何だと?ゴロツキ100人による襲撃は失敗に終わっただと?
なら今度は小数精鋭で聖女一行が泊まる宿を襲え、その時も聖女2人は傷つけるなよ」
カタリベの作戦は、プリフィとアリエッタが泊まる宿を襲撃すると言った。
「今度は我がフェスティリア支部でも暗部の腕利き10人で襲え、その際護衛はどうなっても良い、必ず成功させるのだぞ」
こうしてカタリベはその様に部下達に司令を出した。
「聖女達め、いくら何でも寝ている時なら無防備で何も出来んだろう、寝ている時がチャンスだ」
こうしてカタリベは卑劣な手段も使うのだ、もし失敗しても次の手を考え、確実に狙った獲物を離さない。




