幼女、王都にて
門を通った馬車は、王都の高い建物がある場所をどんどん進んだ。
王都の中心に近づくほど建物は高くなり、建物の色も白で統一されていた。
四角形の建物は白いコンクリートの様な素材で出来ていて火災に強そうだった。
この国に地震があるのかわからないけれど、おそらく地震にも強い作りになっているのだろうと思った。
「!!!うわー」
「ええ、どうしたの?アリエッタ」
「お姉ちゃん、王都の中の建物は素晴らしいですし、王都のお店の中も素晴らしいですわ」
「そうねアリエッタ、でも私達は今はケイティさんにお世話になっている身、あまり王都には滞在出来ないわよ?わかってる?」
「ええ、わかっていますわお姉ちゃん、でもケイティさんの住んでいる町から近いですし、これからは頻繁に王都に来れますわね」
「そうねアリエッタ、だから今度からは2人で頻繁に王都に来ましょうね」
私とお姉ちゃんが王都が近い事が分かると、これからは私とお姉ちゃんで頻繁にこようと思った所を、ケインさんが釘を刺して来た。
「プリフィちゃんアリエッタちゃん、これからは2人だけで行動はダメだ、プリフィちゃんとアリエッタちゃんが聖女だと言う事は、もう広く知られてしまっている、いくら2人が強くても、単独での行動は危険だからさせないよ、
これからは俺達『年明けの同胞』か『夜明けのいざよい』が行動を共にするからね?」
「え?それは悪いですわ?いくらなんでもAランクパーティーの冒険者の2つが私達の護衛をずっとするのは・・・、それに私達、お金を多くは持っていませんので護衛料をずっと払えませんですわ?」
私はこれからもずっと『年明けの同胞』と『夜明けのいざよい』が護衛をしてくれると言ったので、私は少しお金の心配があり、ケインさんに言って見た。
「その点は大丈夫だよ、プリフィちゃんとアリエッタちゃん、2人を護衛するだけで毎日金貨一枚お金が貰えるからね」
私はケインさんからその話しを聞いて目玉が飛び出るほど驚いてしまった。
「何なのですかその金額は、金貨一枚と言うと100000Gじゃないですか、そんな金額が私とお姉ちゃんを護衛するだけで毎日出るなんて、凄い金額じゃないですか」
私はケインさんが言った金額を、改めて考えてみるが、腑に落ちない事もあり、考えがまとまらなかった。
(そんな大金が私とお姉ちゃんの護衛だけで動くなんて、恐らく国が絡んで居ますわね?)
そして改めて聖女と言う身である事の貴重さを、改めて思い知らされた。
「だからね?宿代や食費代は俺達が2人の分も持つから安心してくれ」
「それは大助かりですわケインさん、私とお姉ちゃんも少しはお金は持っていますが、王都の物価には少々不安があったものですから」
私とお姉ちゃんは、王都で宿代や食費が浮く事を嬉しく思ったが、少し引っかかる事があった。
こんなふうに待遇が良くされると、私とお姉ちゃんがお世話になっているケイティさんがいる町に、直ぐに帰れるのだろうかと思ってしまう。
「ケインさん、私とお姉ちゃんは王都にどれくらい滞在すればよろしいのですか?
私とお姉ちゃんは今まで住んで居た町でケインさんも知っている様に、ギルド職員のケイティさんにお世話になって居たから、前の町には恩がありますの」
するとケインさんは少し苦笑いをして、私の問いに対して言った。
「実はそこの所は詳しく聞いて居ないんだ、ともかく、俺達の任務はプリフィちゃんとアリエッタちゃんの護衛で、この国、アルファニカの王に合わせる事なんだ、その後は自由行動で良いんじゃないかな、ほら、着いたよ今夜の宿に」
そう言って宿に着いたので、今夜は宿に泊まる事になった。




