幼女、悪魔の依頼⑤
『年明けの同胞』のリーダー、ケインさんが言う。
「ではプリフィちゃん、アリエッタちゃん、今度は俺達『年明けの同胞』のメンバーを紹介しよう」
「じゃあ俺から、俺はスヴェン、息子と娘が2人居る、ちょうどプリフィちゃんとアリエッタちゃんと同じくらいの年頃だ」
「へぇ、スヴェンさん、お子さんが2人もいらして、こんな危険な冒険者をやっているのですわね」
私はスヴェンさんに2人も子供がいると聞いて、スヴェンさんにたいして少し冷たい感じに言った。
するとスヴェンさんは「まぁな」と言い『年明けの同胞』のメンバーみんなの顔を見て言った。
『年明けの同胞』のメンバーは全員が男で、4人パーティーだ。
『年明けの同胞』のパーティーは見た感じはみんな同じくらいの歳だ。
だから私は『年明けの同胞』のメンバーはみんな結婚しているのでは無いかと思った。
スヴェンさんの後にメンバー紹介は続く。
「俺はハクア、実は俺にも子供が2人いる、両方とも息子で、今は12才と13才になった」
「最後に俺だが、俺はカウアって言うものだ、俺にも子供が2人いる、娘10才に息子が12才だ」
私は少しだけ予想していたのだけれど、やはり『年明けの同胞』のパーティーメンバーは子供がいた。
そして恐らくリーダーのケインさんにも子供がいるのだろう。
だから私は『年明けの同胞』のリーダーケインさんに聞いてみる事にした。
「ケインさん、もしかしてケインさんにもお子さんがいらっしゃいますの?」
「あ〜、アリエッタちゃん、その通りだ、俺には3人の子供がいて、それぞれ15才、16才、18才で娘が15才で、みんなほとんど成人しているよ」
「まぁ〜、やっぱりでしたのね、みんなお子さんがいらして、こんな危険な冒険者を続けているのは、みなさんそれぞれ理由がおありですのね」
「そう、俺達『年明けの同胞』はそれなりの理由があって冒険者を続けているんだ」
私は、これ以上の事は、今日の所は『年明けの同胞』のメンバーがどうして冒険者を続けているのいか、聞くのをやめた。
「それでは『年明けの同胞』の方々にとっては私とお姉ちゃんは子供みたいなものですわね」
私は、ちょっと捻くれた感じでケインさんを見て言った。
「そうだな、しかしプリフィちゃんとアリエッタちゃんは冒険者としてすでに実力があるからな、もう俺達と同じ一人前だからな、子どもだけど子ども扱いはしないぞ」
ケインさんは、私とお姉ちゃんを見ながら言った。
だから私は答えた。
「そうしてもらった方が私とお姉ちゃんは助かりますわ、私とお姉ちゃんはこれでも2人でいつも強く生きて来ましたので」
「そうだったな、プリフィちゃんとアリエッタちゃんはスラムの出だったな、でも今じゃ考えられないくらい、一般人として馴染んでいるよ」
ケインさんはまた私とお姉ちゃんを見て言ったが、その目はなんだか優しかった。
だから私は少し気恥ずかしくなったけど、お姉ちゃんも同じ思いの様だった。




