幼女、悪魔の依頼③
初めてのオーガの討伐、初めての合同受注をする事になったのだけれど、私とお姉ちゃんは『夜明けのいざよい』と『年明けの同胞』とわたりがつくまで待つ事になってしまった。
そして通常の依頼をしながら数日待ち、『夜明けのいざよい』と『年明けの同胞』とわたりがついた。
「今回は合同受注だと聞いたが、『年明けの同胞』のメンバーは良いが、このチビ2人はなんだ?」
「今回Cランクになったばかりの2人だけど、オーガの討伐の依頼を受ける事になったプリフィちゃんとアリエッタちゃんよ?」
「こんなチビ2人にオーガなんて歯が立たんだろう、オーガの討伐は遊びじゃないんだぜ?」
「ともかく、今回はプリフィちゃんとアリエッタちゃんを混ぜてもらいたいの、この2人は実績だけならAランクにも劣らないわよ」
「おいおい、マジかよ、お守りをしながらオーガを間引けってか?ならこの2人は後方部隊決定だな」
「私、まだ攻撃魔法は得意じゃありません、初めまして、プリフィと言います」
「私はアリエッタですわ」
「おう、おチビちゃん達、俺は『夜明けのいざよい』のリーダーのガイアってもんだ、よろしくな」
ガイアさんと言う人は、いきなり入って来たので、自己紹介がこんなかたちになってしまった。
そして、ガイアさんの後ろに4人居る、だから『夜明けのいざよい』は5人パーティーという事になる。
「じゃあプリフィちゃんとアリエッタちゃんだっけか、明日の朝9時にギルドに集合な?」
「わかりました、ギルドに9時に来ます」
こうして、『夜明けのいざよい』のメンバーは紹介されないまま、『夜明けのいざよい』とは渡りがつき、次は『年明けの同胞』との渡りが待っていた。
「ケイティ、合同受注と聞いたから今回は待っていたが、この幼女2人が合同パーティーなんだな?」
「そうよ、この2人が今回合同受注する事になった『エンジェル』よ」
私とお姉ちゃんは今回初めて合同受注するのにあたり、パーティー名を考えて、私達は『エンジェル』を名乗る事にした。
「はじめまして、『エンジェル』のプリフィと言います」
「はじめまして、同じく『エンジェル』のアリエッタですわ」
「あー、『年明けの同胞』のリーダーのケインと言うものだ、オーガは強いぜ?お嬢ちゃん達はともかく、後方支援に徹してくれ、そして危ないと思ったら直ぐに逃げる事だ」
「はい、わかりました、明日の朝9時にギルドに集合と言う事らしいので、よろしくお願いします」
「あー、わかった」
こうして、『夜明けのいざよい』と『年明けの同胞』と渡りがついた。
『年明けの同胞』はどうやら4人パーティーみたいだったけれど、今まで冒険者を続けて来てAランクにまで登り詰めた凄腕の冒険者達なのだ。
そして明日、いよいよオーガとの開戦までの幕が開ける。




