幼女、悪魔の依頼②
オーガの討伐、1体につき2000G。
今まで見ていたFランクの依頼ボードよりもこっちの依頼ボードでは1につき1000G高くなっているけど、しつこい様だけど、今度と言う今度はお姉ちゃんのワンパンでは仕留められ無いだろう。
だから今回のオーガの間引き、オーガの討伐の依頼は合同パーティーで受注するつもりだ。
「ケイティさん、今回は私達安全に合同で依頼を受けたいのですわ、だから合同で受けてくれる信頼出来るパーティーを探していますの、心当たりはありますか?」
「アリエッタちゃん、どうしてまたそんな事を?もしかしてオーガの討伐に行くとかじゃ無いでしょうね?おすすめ出来ないわ、オーガはオークよりもはるかに強くて、
討伐しても食べる所が無いから1体倒したとしても廃棄するしか無いわ?
それにオーガは1体居るだけでも厄介なのに、群れでいる事が多いわ?
オーガの群れに遭遇したら逃げる事を勧めるわ?命あってのものだもの、プリフィちゃんは身体強化で少しくらい攻撃を受けても大丈夫でしょうけれど、アリエッタちゃんはそうはいかないわ」
ケイティさんは矢継ぎ早に、オーガがいかにやばいものかを語ってくれた。
「でも私はオーガに挑んで見たいんです。私の力がどれほどオーガに通じるか、試して見たいんです」
「プリフィちゃん、プリフィちゃんの気持ちはわかったわ、それでもね?プリフィちゃんはまだ8才なのよ?8才でオーガに挑むのは命知らずよ?だからね?プリフィちゃん、アリエッタちゃん、Aランク冒険者の『夜明けのいざよい』と『年明けの同胞』に呼びかけて見るから、それまで待っていてくれないかしら」
ケイティさんは今、Aランクの冒険者に呼びかけてくれると言ってくれた。
「ケイティさん、私達は冒険者ランクはCランクですけど、Aランクの力を貸して貰えるのですか?」
「そうよ、プリフィちゃん、冒険者ランクがCランクになるとAランクの冒険者の力も貸して貰えるのよ?だから焦らずに待っていてね?プリフィちゃん、アリエッタちゃん」
私とお姉ちゃんはケイティさんの意見に素直に従う事にしたのだけれど、ちょっとだけ納得が行かない事があったので、ケイティさんに言ってみる事にした。
「ケイティさん、そんな危険な依頼をFランクの掲示板に書いてあって、しかもオークよりも安いですわ?それも500Gも、Aランク冒険者の力を借りなければいけない依頼なら、Fランクの掲示板に書くべきではありませんわ?それとも普通にFランクの冒険者がその依頼をこなすのですか?」
私はケイティさんに不思議に思った事を言って見た。
「それはね?Fランク冒険者がオーガに挑まない為の措置なのよ、結構冒険者って血気盛んな冒険者が多いから、オークがいけるならオーガもいけるって思っちゃうの。だからオーガはオークよりも安い値段なのよ」
「それって大丈夫なんですか?Fランク冒険者がオーガを討伐してしまったら、オーガなんて怖くないって思ってしまいますわ?」
「アリエッタちゃん、実は大昔にFランク冒険者がオーガを討伐した事があるの、でもそれは6人のFランクパーティーでやっと1体が限界だったのよ?Fランクって言っても万年Fランクみたいなパーティーだったんだけど、それがオーガを討伐して来てしまったから、それを機会にFランクの掲示板にも乗る様になったのよ」
私はケイティさんの話を聞いて、やっぱり私とお姉ちゃんだけではオーガの討伐は心細いと思った。
「でもね?オーガの討伐がいかに危険なものかを知らしめる為に、Cランクの掲示板では2000Gだけど、Fランクの掲示板では1000Gで、1000Gの罰金が出るのよ」
「そうなんですね、今回初めてCランクの掲示板を見たら、オーガの討伐に2000Gって書いてあって不思議に思っていましたの」
「そう言う事よ、プリフィちゃん、アリエッタちゃん、『夜明けのいざよい』と『年明けの同胞』に繋がりがあるまで待っててね」




