幼女、ランクアップ
冒険者ギルドの奥へと消えていったケイティさんは、しばらくすると私とお姉ちゃんの前に戻って来た。
「はい、プリフィちゃん、アリエッタちゃん、新しい冒険者カードよ、そしてこれからはほとんどの依頼を受けられる様になったわ」
「ありがとうございます、ケイティさん」
そう言って、お姉ちゃんはケイティさんから新しい冒険者カードを受け取ると、私に渡して来たので直ぐに、私は私のアイテムボックスにしまう。
今までの冒険者カードは緑色だったけれど、今度の冒険者カードは銅色、と言うか茶色のカードになった。
「今まではプリフィちゃんとアリエッタちゃんは依頼ボードはあっちだったけど、今度からはこっちになったわ、でもこっちの依頼ボードになったからってたいした違いは無いんだけどね」
「そうなんですか?」
「ええ、そうよ、ただ少し違うのは今までの依頼よりも合同受注が少し多くなった所かしら、後はFランクでは受けられない討伐の依頼もあまり無いけど、Cランクになる事により受けられる様になったわ」
「それは凄い事だと思いますわ、今まではDランクの討伐の依頼が1番だったのですけれど、今度からは一気にAランクの討伐の依頼まで受けられると言う事になりますわよね?」
「そうね、アリエッタちゃん、でも滅多にDランク以上の討伐依頼は出ないから、あまり期待しないほうが良いわよ」
「そうなんですね、Dランク以上の討伐依頼は滅多に出ないのですね」
「そうよ、何故ならこのギルドではCランク以上の冒険者があまり居ないからね、そしてこんなにスピード出世した冒険者は、プリフィちゃんとアリエッタちゃんだけよ?」
「私とアリエッタがスピード出世ですか?」
「そうよ、プリフィちゃんとアリエッタちゃんは、まだ冒険者になって半年も経っていないのに、依頼をこなすスピードとか、もう普通じゃ無かったからね、今までにこんな凄い冒険者は居なかったわ」
「ありがとうございます、ケイティさん、ケイティさんの家に住ませてもらって居るのも救いになっています」
「ケイティさん、ありがとうございますわ、ケイティさんのおかげで私とお姉ちゃんは元気にやっていけるのですわ」
ケイティさんとお姉ちゃんの話しは、結構続いていて、お姉ちゃんは何を思ったのかケイティさんに借りて居る家の事まで言った、そこですかさず私はお姉ちゃんのフォローに入る。
「私とお姉ちゃんはこれからもケイティさんの家にお世話になりたいですから、これからはケイティさんの家に家賃を払いますわ、20000Gでどうでしょうか?」
「いいの?アリエッタちゃん、まあプリフィちゃんとアリエッタちゃんならそれぐらい払っても問題無さそうだから、有り難く貰っておくわね」
「早速ですがケイティさん、20000Gですわ、お納め下さいまし」
私は、アイテムボックスから20000Gを出してケイティさんに渡した。
「ありがとう、こんな大金、無理な時は払わなくて良いからね?」
ケイティさんは私とお姉ちゃんに気を使ってくれた。
「せっかくCランクになったんですもの、これからも依頼をこなしてお金を稼いで行きますわよ、ね、お姉ちゃん」
「そうね、アリエッタ、これからも頑張って行きましょう」
私とお姉ちゃんは、冒険者ランクがCランクになって、気持ちを新たにしたのだった。




