幼女、アーモンド②
私とお姉ちゃんはローストしてジンだけにしたアーモンドを大量に持って宿屋の『サンライズ』に来た。
「おはようございます、ゴーダさん、アーモンドを持って来ました」
「本当か、早いな、ありがとうな」
「はい、ゴーダさん、アーモンドです、食べて見て下さい」
私は、アーモンドの実をゴーダさんに手渡した。
そしてそんなアーモンドを見たゴーダさん。
「ほう、これがアーモンドか、面白いかたちをしているな、どれ、カリカリカリ」
そんなゴーダさんは言うなり、アーモンドを食べはじめた。
「歯ごたえが良いな、アーモンドって、カリカリカリ」
ゴーダさんはまだ味覚が戻って居ないだろうに、一心不乱にアーモンドを食べている。
「カリカリカリ」
「ゴーダさん、アーモンドだけじゃダメなので厨房を借りますね」
「あー良いぞ、アリエッタちゃん」
そして私は厨房を借りて豚肉のチーズ巻きを作った。
そんな豚肉のチーズ巻きにも『プロテイン』の魔法をかけて効果を高めた。
「ゴーダさん、これも食べて見て下さい」
「おう、わかった、パク、モグモグモグ、これは食べやすいな、モグモグモグ、なんだか食べているうちに味がわかる気がして来たぞ、モグモグモグ」
アーモンドにも豚肉のチーズ巻きにも『プロテイン』の魔法をかけた為か、効果が高まったのだろう、ゴーダさんはその日のうちに味覚を取り戻しはじめた。
「ゴーダさん、豚肉のチーズ巻きのレシピを渡すので覚えて下さい」
「おう、わかった、ありがとう」
「そして出来れば毎日豚肉のチーズ巻きを食べて下さい、そうすればゴーダの味音痴が治りますよ」
「そうなのか?わかった、毎日食べる様にするよ。それと、報酬は10000Gで良いか?」
「そんなに良いんですか?もっとも、私達はアーモンドを探すのに6000Gも使っているので助かりますわ」
「そうなのかい?なら16000G払うよ、たった1日でこれだけ回復したんだ、それだけの価値はあるよ」
「すいません、催促しちゃったみたいですね、でも、ありがたく貰っておきます、それじゃあゴーダさん、さようなら」
そして私とお姉ちゃんは、ゴーダさんからお金を受け取り、宿屋『サンライズ』を後にした。
「アリエッタ、これからギルドに行って任務完了の報告をしましょう」
「そうですわね、お姉ちゃん、そうしましょう」
こうして、私とお姉ちゃんは宿屋『サンライズ』を後にし、冒険者ギルドに向かった。
そして冒険者ギルドに着き。
「ケイティさん、宿屋『サンライズ』の任務、完了してお金も貰いました」
「あら、そうプリフィちゃんにアリエッタちゃん、数日かかると思って居たのだけど、早かったわね、それとプリフィちゃんとアリエッタちゃんは冒険者ランクが3階級上がってランクがCになったから、今まで持っていた冒険者カードを私に渡してくれる?」
「そうなんですか、わかりました、アリエッタ、私とアリエッタの冒険者カードをケイティさんに渡してくれる?」
「わかりましたわお姉ちゃん、ケイティさん、はい、私達の冒険者カードですわ」
「ありがとう、アリエッタちゃん、ちょっと待っていてね?」
そうして、ケイティさんは冒険者ギルドの奥へと消えていった。




