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短篇集50  作者: SOUYA.(シメジ)
35/37

(35)懺悔配信

今回はほっこりするお話です。

 ちょいと聞いて下さい皆さん。

 いやね、ちょっと笑い話にもならねぇ笑い話なんですけどね。


 癌、出来ちゃってまして。

 子宮頸がんとかいう、ちょっとやばめのやつなんですよ。


 いや、子供出来る前に癌出来ちゃってアハハ、みたいな話なんですけども、問題が一つありましてね。


 配偶者っての?

 まぁ所謂、旦那さん。夫ですよ、夫。


 言ってないんですよね、結構やばめな問題提示しちゃってすいませんね。


 性格は穏やかな草食動物みたいなんですけど。

 でもまぁ子供は少なくとも望んでたみたいで。


 そんな矢先に妻が子宮頸がんとか。

 笑えませんよね、旦那的には。


 なんて言われるんだろう。

 なんて言われるんだろう。


 ずっとね、そんな事を考えてはみたんですけど。

 やっぱり当たって砕けてみればいいんじゃないかと。いや、砕けちゃダメか。


 とまぁ、はい。

 ここまで長い前置きでやってきましたけども。


 旦那の仕事部屋前なうです。

 カタカタとキーボードを叩く音が聞こえますね。えぇ、今日もお仕事お疲れ様です、感謝してますよえぇ。


 というわけで心の準備という前置きに付き合って下さって有難うございます。


 旦那に伝えに行こうと思うのでここで配信を・・・えっ、伝えるところも聞きたいですか? はあ、分かりました。旦那の顔は映さないようにします。


 カチャ、


「今いい?」

「おー? 珍しいね、いいよ」



「どうしたの」

「えっとね、話があるんだよね」



「うん、聞くよ」

「・・・あのさ、病院行ってくるって言った日あったじゃん」



「うん」

「・・・あの、驚かないで聞いて欲しいんだけど」



「うん」

「──────────・・・・・・・・・癌、だった。子宮頸がん・・・」

「えっ」

「うん、ごめん」










「何で謝るの」

「えっ、だってタカ、子供欲しいって言ってたじゃん」

「欲しいとは言ったけど本当はどっちでも良かったし」

「ええ~・・・、悩んだアタシが馬鹿みたいじゃんか」


「あのさ、子供は養子とかでも良い訳じゃん。まぁ例えの話ね」

「・・・そうだね」

「だから子供の事とか気にしなくていいからアヤはアヤの身体気遣ってよ。んで、俺の親とアヤの御両親に二人で言いに行こう」


「・・・・・・っうん!」









――配信が切れました、一旦終了します――






END

病に対して前向きになれるその姿勢があれば怖いもの無しですね。


閲覧ありがとうございます。

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