表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空の空  作者: lycoris
空の空の下
86/115

手紙。

手紙には、

『後戻りは出来ない』

とだけ書いてあった。

さて、どうしよう。

元、先生の部屋なのだから先生の物なんだろう。

忘れ物かそれともあえて置いていった物なのか。

手紙が一緒に入っているのだから後者だろうが、

確認しようにも本人がここに居ない。

まだ眠くないし、上に居る浦野さんに相談する事にした。

彼なら何か知ってるかも、


と、思ったが知らないらしい。

心当たりはないでもないそうで、

ここを出て行く前に『人形人食種の根源、HHEウィルスに効く薬が出来た。』と言っていたそうだ。

手紙には、『ただし副作用で最悪死ぬ。』と。

「使うかい?」

「本気ですか?

死ぬかもしれないのに?」

「ええ、それでも人に戻りたいと思うのなら。

欲しがる人は多いと思いますよ。

もっともそれは人じゃないのですが。」

「浦野さんは人に戻りたいですか?」

「そういえばまだ言ってなかったですね。

ここは人形人食種と上位種の隠れ家。なのですが、

僕はただの人間です。」

「え?」

「いろいろと事情がありまして、

簡単に言うと人形人食種に親を殺されたんですよ。」

「あっ、そう…なんですか。」

「復讐が目的でここに入ったけど、人形人食種も一枚岩じゃない。もちろん上位種も。

だからここは共存出来ている。

ここに居るみんなは仲間ですよ。

家族とさえ思っている人もいます。」

「…。」

「だからこれから、外に出たら気をつけて下さいね。

話の通じない相手がほとんどですから。」

「はい。」

「…所で、山本さんは人に戻りたいですか?」

そういえば、そんな話をしていた。

だいぶ話がズレてしまっていたようだ。

「まあ、死んでも戻りたい!ってほどではないです。」

「そうですか。

ならそれはどうしますか?」

「…どうしましょう。」

「私が預かるか、それとも

見なかった事にして元の場所に戻すと言う手もありますが。」

「じゃあ、戻しておきます。」

なんとなく。

「分かりました。

それではまた何かあったら遠慮なく言って下さい。」

「ありがとうございます。」

「ええ、これからは仲間ですから。」

「はい。

おやすみなさい。」

浦野さんはにこやかに手を振っていた。


少し抵抗のあるベッドで眠る。

今度は寝付けそうだ。


そして次の日の朝。

元先生の部屋で、今は私が使っている部屋。

起きると部屋が荒らされていた。


なんとかしてこっちの更新速度を上げたいとは思っていますが、

今日も今日とて眠いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ