ていけつ
チャイムを鳴らす。
中から人が出て来る。
「…」
「…。」
「悪いが家には居ないよ。」
「どこに居るんですか?」
「俺がお前を朱音に合わせると思うか?」
「…」
「なんなら今ここで殺してやろうか?」
「…すみません…」
「そんな言葉!朱音の腕をどこにやった!?」
胸ぐらを掴まれる。
「……」
何故だろう、答える気にならない。
「お前が持ってるんだろ!?おい!!」
俺が持ってるよりこの人が持ってた方がいいのだろう。
「埋めました。」
「どこに!!?」
「忘れました。」
でも、渡したくない。
「ふざけるな!!」
拳を振りかざす。
「お前のせいで!朱音は!!」
その拳は俺の顔に当たらなかった。
「それをする権利があるのは貴方じゃない」
当たる前に誰かが受け止めた。
「道永さん!?」
「誰だ、お前は。」
「朱音さんと同じ、生徒会の者です。」
「ふん、ここに朱音は居ない。」
拳を引いた。
「帰れ!」
そのまま威圧するように戸を閉めた。
「だってさ。」
先輩はそう言って俺の肩に手を置いた。
「ありがとうございました。」
「気にするな。」
「…それにしてもどうして先輩がここに?」
「私も秋月に用事があったからな。」
「何の?」
「…まあお前に言ってもしょうがないけど、
志水が死んだ日、秋月が抱き抱えてたろ?
私がそれを目撃した時、あいつは逃げ出したが。」
「はい…。」
「遺体には歯型が残ってた。
だが、次の日のニュースでは自殺扱いにされていた。
どうやったら自殺した人間の顔に歯型がつく?」
「…。」
「私の用事はそれだ。
私の目にはあの2人の間に確執は無い様に見えていた。
お前はどうだ?」
「はい、俺も仲良かったと思います。」
「なら、どうして殺した?」
「…分からない、っす…」
「なら、どうして真実はねじ曲げられた?」
「分からない、です…」
「…今日も、学校に来てたんだろ?」
「はい」
「何しに来たんだ?
お前と話しているのを見たって奴がいる。」
「知らないっす…」
「そうか」
「俺にも分からないっすよ
あいつが何考えてるかなんて
何考えてたかなんて
、知らないっすよ…!」
「そうか。」
「俺は何も、知らないんですよ…!」
八つ当たりしたって結局分からないのに…
「お前が何も知らないのは分かった。
疑ってたみたいで悪かったな。」
「いえ…俺も、すみません、でした。」
「気にするな。
じゃあ、明日探しに行くか。」
「どこにっすか?」
「この辺の病院のどっかには居るだろ。
自分の腕を千切ったなんて信じられないけど、
あの遺体を見た後だと信じられる。」
また、俺の肩に手を置いた。
「腕については聞かない。
だけど、協力してくれ。
真実を知る為の。」
「はい」
自分でも色々設定忘れが酷い。
道永先輩→真斗達の先輩、現:綺音達の先生
志水先輩→真斗達の先輩、道永の親友
と補完してください。




