続きの夢
「…」
すごく疲れた。
ただ、ただ一回の食事にすぎない。
なんら特別な事でも、特別な意味もない。
悲しい事は無い、だから悲しむこともない。
それなのに、頬を伝う雫。
それを止める事はなく、止まる事はなく、
その目でただ抱き上げる亡骸を映す。
原型とはかけ離れ、残骸が散らばる。
それでも誰のものだったのかは覚えてる。
「…よくも楓を…」
湧き上がるもう一人の自分への怒り。
これで私は1人になった。
自分の何もかもを自分で壊した。
全ては腹の中。
今さら、死のうとすら思えない。
立ち上がった瞬間に目眩を起こす。
その一瞬で見えた誰かの夢。
隣に寄り添う男。
最後に、彼の隣に
せめて
初めから、出会った時から一人だった。
彼女はただ彷徨っていた。
生きたい訳でも、死にたい訳でもない。
ただ一人でそこに居た。
だから、俺はそんな彼女を一人にしたくなかった。
必死で必死で、気が付けば今度は俺が一人で、彼女は居なくなった。
彼女はそんな俺に笑いかけた。
誰にでも見せるその笑顔を、俺にまで見せてくれた。
ただそれが眩しかった。
彼女が俺にだけ見せた笑顔。
それと並ぶ程の輝き。
もう2度と会えない笑顔を思い出した。
今さらになって後悔した。
何故彼女は1人だったのか、何故俺は一人になったのか。
全て手遅れだった。
それでもなお未だに死ねずに居た。
「起きろよ」
頭に鈍い痛みが走る。
「まだくたばってないんだろ?」
上からのしかかる力に逆らえない。
「知ってんだよ、お前らがゴキブリ並みにしぶといのは。」
なんどもなんども顔を顔を踏まれる。
今さら慣れた。
「おら、どうしたんだぁ?あぁっ!?」
胸ぐらを掴まれ頬を刺激される。
「おい!!なぁ!!!」
なんどもなんども
「チッ、つまんねぇなぁ…まだてめぇの妹の方が面白かったぞ!」
いい加減その刺激を止めさせた。
「っ!?」
「…」
何故こいつは俺を恐れる?
「やる気か?」
小さな箱を自慢げに見せつける。
「…」
そしてその箱のボタンが押される。
「どうせ、お前らじゃ俺には勝てないんだよぉ!!」
「ア゛あ゛あ゛あ゛!あ゛あ゛?!ア゛!あ゛あ゛ア゛ぁああ!!ああああああああ!!!!!!」
頭が、頭が、頭が、
「おらぁ!!やってみろよ!?」
頭が!頭が!頭が!
「っはっっはっはっはっは!もっと苦しめ化物が!!」
散々やって満足すると箱から指を離した。
「…ぁ…ァ…」
「くははははは、醜いねぇ、汚らしい。
聞こえてんのかよ」
分からない
俺はなんで生きてる?
どうして生きてる?
あの時、俺も一緒に、死ねばよかったのに。
予定よりポンポンすっとばしてくもんで、自分でも話の整理がついてないですけど、なんとか、まぁ、なんとか




