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その52

 「・・・アカン!この白焼きに山葵醤油は酒が進み過ぎるわ!リーナ!冷酒追加してや!」


 わたしは白龍の要請に頷くと冷酒を作って別の樽に移し替えた。


 「リーナ!俺達はハイボールがいいな!」


 そして、次にニック達にハイボールを作って別の樽に移し替えてから、わたしは自分のレモン酎ハイを作った。


 「リーナ様!鰻丼のお代わりはしても良いでござろうか!?」


 『うん、いいよ〜。ハムちゃん達もいっぱい食べてね〜』


 わたしは白虎と同じくキラキラとした顔で見ていたハムちゃん達にも笑顔で伝えると、またせっせと鰻の蒲焼を焼き始めた。


 最初は皆んな良い匂いだけどと言った様子見な感じだったけど、わたしがめちゃくちゃ美味しい鰻丼にがっついていたら我慢出来なかった様で、結局今現在全員鰻丼を食べてからの大宴会に突入しているのだ。


 わたしとしてはまだ第四層なのにと思いながらも、鰻の蒲焼が美味し過ぎるのが悪いよね〜と苦笑するしかなかった。


 そして、結局この日は第四階層での野営となったのだ。


 グオォォォォォキュルルルルルルルッ!


 『・・・朝か〜』


 わたしが身支度を整えて一階に下りると、まだ誰もいなかった。


 『ハムちゃん達も結構飲んでたからね〜』


 わたしは食欲も旺盛ながらお酒も美味しそうに飲んでいたハムちゃん達を思い出し、朝ご飯を作る事にした。


 (((((((リーナ様!申し訳ございません!寝坊してしまいました!)))))))


 そして、わたしが朝ご飯を作り終えた頃にハムちゃん達は慌てて下りて来たのだ。


 『大丈夫だよ〜。二日酔いは大丈夫?』


 (はい!リーナ様に頂いていたお薬を飲んだら一瞬で治りました!)


 わたしはそれなら良かったと思っていたら、ぞろぞろと他の皆んなも起きて来たので、朝ご飯を食べる事にした。


 ちなみに、白亀と男神は何か用があるらしく神界に行ってるので、今回の遠征には同行してない。


 「リーナ!う巻きってめっちゃ美味しいね!」


 こうして、わたし達は朝ご飯を食べ終えると第五階層へと向かったのだ。


 「・・・ヴァージル。第五階層は聖域では無いのか?」


 「いえ、先頃の鑑定では聖域と出たのですが何も出現しておりません」


 「・・・そうか。それなら仕方ないな。第六階層へと向かおう」


 わたしは何も無い湿地帯に恐る恐る足を踏み入れてみた所、聖域に変わったからなのか沈む事はなかったけど、汚れるので二足歩行で通過する事にした。


 『・・・ん?あれ何だろ?』


 「どうしたんやリーナ?足が汚れるんが嫌やったら白虎の背中に乗ったらええからな〜」


 「リーナ様!気が付かず申し訳ござらん!拙者の背中にお乗り下され!」


 わたしは二足歩行から四足歩行になった白虎に大丈夫だと伝えると、皆んなには見えないみたいなので自分で足元のそれを確認する事にした。


 「リーナ。そこに何かいるのか?」


 『いる?と言うよりある?』


 「って事は生き物じゃないって事?何があるんだろ?」


 わたしは白雀の言葉に首を傾げてから掘ってみる事にした。


 「あ〜、これはリーナの丸洗い必至やな〜」


 わたしは湿地帯の柔らかい土と言うより泥を汚れる事など気にせずせっせと掘っていったら結構な時間がかかり、結局三メートル程の所にそれはあった。


 そして、わたしは掘り当てた泥の塊にしか見えないバレーボール大のそれを副隊長に見せた。


 「・・・一緒に丸洗いしましょう」


 わたしが大きく頷くと、副隊長は水球で丸洗いしてくれ泥が落ちたので飛び出た。


 「えっ!?リーナ!それって!?」


 わたしは出た途端のニックの叫び声に掘り当てた泥の塊だった物を見ると、そこには光り輝く黄金の球があった。


 「鑑定しましょう。リーナ、それをこちらへ・・・純金ですね。閣下、【潜行】をお願い致します」


 「・・・」


 こうして、わたしが見つけた地下の純金を隊長がスキルを使って取りに行く事になり、それは夕方まで続いたのだ。


 『・・・うんまっ!労働の後のご飯は格別に美味しいね〜!』


 まあ、実際に取りに行ってたのは隊長だったけどと思って隊長の方を見たら、ぐったりした感じで晩ご飯のすき焼きを食べていた。


 そして、わたしはすき焼きの〆のうどんを五玉食べると大満足でその日はベッドに入ったのだ。


 グオォォォォォキュルルルルルルルッ!


 わたしはいつも通り目が覚めると身支度を整えて下に下りたら、ハムちゃん達がせっせと朝ご飯のエッグベネディクトを大量に作ってくれていたので、お腹いっぱい食べてから第六階層へと向かったのだ。



 



 

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