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繰り返しのゲーム  作者: 赤ずきん
繰り返された未来
31/74

一致団結!!


暗い部屋で唯一の光が部屋を照らす。

それはモニターの光だ。


モニターを前にし、ある人物は言った。


「…もう、こんな所まで来たんだな…カシファは本当にゲームが得意だ、…もうそろそろ…終わりにしよう…全部…な。」


悲しげな声を出しながらモニターを見続ける黒い影はユラユラと蠢いていた。












一方四人達は今までの出来事を整理すべくお互いに起きた出来事を宿屋で話していた所だった。


「ええええええ!!!!じゃぁ!あたしは一回死んでるの!!?」


マカは今までの話を聞き、驚きを隠せずひょうしに後ろへ倒れ頭を壁に思いっきりぶち当てる。


ゴン!!


「いっったぁあい!!…!!死んでない!?」


ぶつけた所を撫でながら少し涙目でマカはライトに向かって自分のアンピヲ…確認する。

「だ、大丈夫ですよ。」


ライトは横から不意討ちされたかのように驚きながらも的確な答えを教える。


「よ、良かった~。」


力なく机の上に寝そべるマカの頭上でアゲハはライムに質問を投げ掛ける。

「良くねーだろ!!それってこの世界で死んだらどうなるんだ!?」



「い、いや、あたしに聞かれても…知るわけ無いじゃん…。」


少し焦りながらもマカの時の事を思い出す。


ライムはその事がどうも頭に焼き付いて離れない…。


「ただ。」


「…どうかしましたか?」

急に考え込むように重く口を開くライムに気付く。


「あたしの予想だけど…ここで死んだら…なんか、ヤバイ気がする…。」


「え!?!?あ、あたし…ヤバイ…。」


「いや、でも、現にマカはピンピンしてるぞ!?さっきも頭打ったし…。」


顔色を真っ青にしているマカにアゲハは慰めの言葉なのかフォローするが、成り立っていない。


「…でも、もし、あたしがリセットしてなかったら…たぶん、リセットしたら生き返る…とか、かな。」


「んー、まだ情報が足らなさ過ぎて分からない事ばかりですが…とにかく気を付けなければいけませんね…。」


「うぉーーー!何で!俺はこんなゲームを買ったんだぁー!」


「あぁ!あたしも何でこんなゲームをやろうと思ったのよぉー!」


マカとアゲハは共にゲームを買った自身への後悔が募るばかりのようだ。


「でも、クリアしたらきっと、解放されると思いますよ…多分ですが。」


「ねーちゃん!最後の言葉要らないし!!すげーあやふや!!」


ライトは取り敢えず笑い飛ばしておくと、ライムの方を不意に見る。


真剣に何かを考えているライムを見て、自分も考えてみる…。


(今まで楽しいはずだったゲームが…こんなことになってしまうなんて…お願いだから誰も死にませんように…)


想いは募るばかだ。


「とにかく先に進んでみようぜ!何か、わかるかもしれねーしな!!」


その時ライムはずっと考えていた事を嫌でも考えてしまう。


(マカは別として…この二人は他人だ。もし、あたしが死んでもリセットしてくれなかったら…やっぱり信用は出来ない。)

「待って!!」


先を急ぐアゲハにライムは食い止めると皆に向かって話し出した。

その瞳は偽りの無い真っ直ぐな視線で三人を見つめていた。

「この先何があるか分からないし…リセットっていう方法も宛に出来ない…だから、何があっても死なないでほしい…だから皆で助け合って。」


「そんなのは最初っからだぜ♪仲間同士だ♪助け合うのは当たり前だろ。」


「そうですよ!皆で終わらせましょう!!」


「よーし!頑張ろー♪」


(皆……



ありがとう。)



なんだか、一人でつまらないことを考えるのはよそう。

この二人は信用できる人なんだ。

そう確信するとなんだか、皆の言葉が身にしみる。

良かったと思えた。

これから先何があっても大丈夫。


「うん。」


「よしゃ!そうなったら武器も揃ってるしさっさと旅を進めようぜ!」


「おー!」

「おー!」

「おー!」

「おー!」


再び一致団結し、動き出す四人


それをモニターで見ながら黒い影はニヤリと口角を上げ、モニターをつつき始めた。

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