16歳の誕生日プレゼント
洞窟での金の採掘は順調に進み、私達両子爵は莫大なお金が入る予定だ。
その頃には隣の子爵領の洞窟はかなり有名になっていた。
父は私の16歳の誕生日パーティを盛大にやろうと計画していた。
私は今回の洞窟での金の採掘の帳簿の管理を手伝い、父には莫大な信用を得ていた。
そんなことをしなくても、父は、私には常に甘いと弟はいつも言っている。
ちなみに弟はライアンと仲が良く、ライアンが家にご飯を食べに来ると、いつもライアンは弟と遊んでくれた。 私は母と一緒にオーダーメイドのドレスの店に行きパーティに着るドレスをあれこれ選んだ。
今回のパーティは16歳のお披露目の意味もあるので、いつもよりすこし大人っぽく見えるドレスを選んだ。
ドレス店の店員たちはドレス選びの目の高さに驚いていたが、私には伯爵夫人の過去がある。
見栄っ張りな夫だった人は、私にパーティーの時は高価なドレスを着せて、パーティー会場を連れ歩くような人だったので、様々はドレスを見てきた私には、ドレス選びには自信があった。
私は今回は父の仕事関係の人たちや身内でだけで、出来る限り内々でやりたいので、パーティーには伯爵家は呼ばないでほしいとお願いした。
パーティーは、華やかに豪華に行われた。 隣の子爵様もニコニコ顔だった。
ライアンは私のドレス姿を見て、「何か、いつもと違う人みたいだ」と言った。
ライアンよ、これが私の本当の姿にちかい姿だよ、と言ってやりたかったが、やめておいた。
金の採掘でお世話になった鉱夫のみなさんにもパーティーに来てもらった。
私はたまに私が作ったシチュウやお菓子などを差し入れしてたので、すっかり顔見知りになっていた。
ライアンと弟は2人で共同で作った木で作った大きな熊のおもちゃをプレゼントしてくれた。
だから、ライアンよ、こどもっぽいんだよ、着せ替え熊のおもちゃは、、、
でもこのプレゼントは彼と弟の思いがこもった大切なプレゼントだ、大切にしよう。
パーティも終わりになる頃、その男は招待もしないのに現われた。
しかも大きな薔薇の花束を持って、、、これが私とドナルドの今世初めての出会いだった。




