生まれ変わったメリーアン
「メリー、今日は会計アカデミーに行って入学の申し込み書をもらいに行くんでしょ、いつまで寝てるの?」母の声に私は揺り起こされた。 え、私、わたし、生きてるの? お母様も元気で、こんな元気で、、、私は母の胸に飛び込んだ。 廊下を走り、弟にぶつかり、弟を抱きしめ、それから父のいる場所に走った。
父はいつもの通り、食堂でコーヒーを飲みながら、新聞に目をやっていた。
「メリーアン、おはよう、どうしたんだ、そんなに急いで?」 父はいつもの笑顔で私に言った。
私は父に思わず、飛びついてしまった。 父もビックリしていたが、その姿に皆笑っていた。
父、母、弟、家族の笑顔が食堂にはあった。 メイドのエリーがいつものように、食卓に食事を運んできた。 私は彼女を手伝った。 私は嬉しくて、嬉しくて、食事がのどに通らなかった。
パンを少しとコーヒーを飲んで泣き出してしまった。 家族は驚いて私の体の具合が悪いのかと心配したが、私は、私は、、、嬉しくて泣いているんです。 皆にまた会えて、嬉しくて、うれしくて、、、
「今日は学校の下見に行き申込書をもらってくるんでしょ」母の問いに、私ははっきり、学校には行かないと、来年ある試験は受けないと言った。 今の私に学校は必要ない、学んだ知識はすべてこの頭の中にある。 くたびれ果てた、伯爵夫人だった私は、15歳の娘に戻っていた。
今日は、お父様が、隣の子爵領邸に行くと言う話に私も付いて行きたいとお願いした。
お父様は「今日は彼と仕事の話がある」と困って顔をしたが、私はニッコリお父様に笑いかけ、お願いと、可愛い声をだした。 お父様はこれに弱いのよね。
お父様は仕方なく私を馬車に乗せ隣の子爵様の館に渡しを連れて行ってくれた。 途中、両領の境界線に真ん中にある、洞窟近くで気分が悪くなったとお父様に無理を言って降ろしてもらった。
あの、運命の洞窟がそこにはあった。 お父様は、これは、両子爵の境界線の間にあるので、「2人で話し合って、この間お前たちが見つけた洞窟での金の採掘を検討しようと思う」と私に話した。 やはり私は人生をやり直しているのだ。 あの頃となにもかも同じ、だと思った。
私はこの洞窟は崩れかけていて危険だ、と父に言った。 金がこの洞窟で見つかったと言うことは、近くにももっと条件の良い洞窟があるはずだ、もっとこの近くを捜索したほうが良いと私は父に言った。
この近くにここより強固な洞窟があることを私はすでに知っている。 そしてその洞窟トラブルで、母が馬車の事故で死んだことも、、、もう2度とあんなことは、伯爵家にはさせない。 そしてその洞窟を掘ったほうが作業の手間、お金がかからない。 これから私は、未来から得た知識を両子爵領に提供しようと思った。
隣の子爵領に着くと、ライアンが元気良く私達を迎えてくれた。
相変わらず、子供ってぽい彼を、私は母親の目線で見ていた。
私は出来るだけ可愛く、今度また洞窟に探検に一緒にいこうと、にっこり彼に微笑んだ。
子供のふりは、大変疲れるのよ。




