白樺エキスの化粧品、美容ドリンク
私とライアンは白樺林に来ていた。 白樺はライアンに守れれて、しっかり山の中腹から山のふもとに立っていた。
白い白樺の幹から、ポタポタと樹液をとる。 樹液を舐めてみると、楓のメープルシロップほど、甘さはないが、少し甘くて爽やかな味がする。 私もライアンも毎日コップ一杯飲んでいるが、以前のように水風呂に入ったり、美しくなるための食事中心にしなくても、2人とも肌も髪もピカピカだ。
母も父も弟もついでにピカピカだ。 母はこのドリンクを飲み、体調がとても最近良いようだ。
白樺化粧品はシミや皺にも良いようで、中年のご婦人にも受けそうな商品だ。
白樺エキスと蜜蝋を混ぜたものでクリームを作り、ライアンの背中の傷に医者からの薬に少し混ぜて塗っているが、彼の若い肌はだいぶ滑らかになってきている。 まだ、傷跡は残っているが私はこの傷跡が大好きだ。 ライアンの私に対する愛の証が背中にあるようで、私はこの傷跡が、愛しい。
白樺化粧品、白樺美容ドリンク、肌を滑らかに美しくする作用があり、優れた美容効果があった。
白樺化粧水、白樺クリーム、そして白樺美容ドリンク、私はこの3商品をセットで売り出そうと思っている。
さっそく、私の子爵領の秋の庭でのお茶会にエリッサ、エミリア、ネフィア、ビオレッタと連絡をとり来てもらった。 人見知りなライアンも私の屋敷なので、緊張感もなく、彼のお手製の白樺の木の絵の入った箱入り化粧品を、持って来てくれ、きちんと挨拶してくれた。 挨拶をすると彼はすぐ屋敷に戻ったが、ライアンはそれだけで十分だと思うし彼に社交性は期待していない。
エリッサの話だと、メディオン家から屋敷に戻ったゼルダはだいぶ様子がおかしかったので、近々修道院に入れられるらしい。 エリッサの屋敷に出入り禁止になったゼルダは両親に疎まれ、彼女の母親は今貴族の中で話題の化粧品が手に入らないことも気にくわなかったようだ。
貴族最大のメディチ公爵家のエリッサに嫌われたら、ロナール家とて、たまらない。
皆、新商品の白樺化粧品、美容ドリンクを気に入ってくれ、エリッサはまた王宮に献上してくれるといった。
彼女のメディチ家は貴族の中でも大変な勢力を持つ公爵家で王宮にプレゼント品物には、いつも気を使っている。 バラの化粧品に続き、白樺エキスの化粧品は必ず貴族会で話題になると言ってくれた。
ライアンが持って来てくれた白樺エキスドリンクも皆で飲んだが、スッキリしていて、飲み心地も良いと好評だった。 化粧品も美容ドリンクもたくさん作れないので、やはり限定商品になりそうだ。
ネフィナの伯爵家の婚約者も今度私の屋敷に遊びに来てくれる。 ビオレッタ以外は皆婚約者がいる。 ビオレッタはライアンを見てとても羨ましがっていたが、ダメダメ、ライアンはあげません。
貴族の社会ではなかなかライアンみたいなタイプは探すのが難しいと思うけど、頑張ってください、と私が言うと、ビオレッタは、ハイと明るく笑った。 本当に可愛くて、朗らかなビオ。
もう私は、貴族社会には商品お披露目には行かないので、皆にはこの化粧品を優先的に降ろすことで、商品の宣伝をお願いした。 彼女等にまかせておけば、間違いがない。
今度、皆でなにか事業がしたいね、とお茶会で話し合った。
私が作った前世好評だったケーキを食べて、皆で事業の話、前世と同じだね。
でも今の私は、前世と違いライアンのそばでとても幸せだ。
木々が赤や黄金色に輝く日のガーデンテラスのお茶会は、婚約者の自慢話も混ざって、とても賑やかに楽しく終了した。
帰りがけに、お土産を渡しながら、すこし先だけど私は隣のライアンの子爵領で、婚約披露パーティーをすると皆に発表した。
皆喜んで、婚約者を連れて来てくれると約束してくれた。
今年の冬は、婚約お披露目、ライアンの好きなキャンプファイアーで皆で盛り上がろうと思った。




