ライアンの19歳の誕生日の日に、、、
年が明けライアンの誕生日の当日になったが、前日、母とお父様が隣の子爵領に行き、ライアンの誕生日の料理と私のプレゼントを持って行った。 化粧品の譲渡の件は父は了承してくれて、「メリーアンもいずれはお嫁に行かなくてはいけないので彼との共同事業は、分けたほうが良い」と言ってくれた。
隣の領のおじ様は大変恐縮していたが、明日のライアンの誕生日に話すと言ってくれたようだ。
ライアンの誕生日に料理を作るのはいつも私達だけだったので、今回を最後にということに、両親と隣の叔父様と決めたようだ。 主にいつも庭でのパーティーが多いが、ピザやグラタンたくさんの焼きパン、チーズが我が家から提供されている。 私もライアンへ作るこれが最後の料理と言うことで暖め直しの効く料理を母様と一緒にがんばって作った。 料理の他アップルパイやチーズケーキ、彼が好きなビスケットなどを2日前から作った。
招待客は木こり職人の親方、薔薇園の管理者、ゴム関連の使用人の長、金採掘の人達が主だが、今回は去年、金の鉱夫達は去年大変良く働いたので、一月は洞窟は閉鎖され、長期休暇のため、今回の誕生日には参加しないようなので、少しいつもより、寂しい誕生日パーティーになりそうだった。
明日はこの領にはめずらしい雪になりそうなので、我が家の両親は早々に馬車で料理とライアンへの契約書のプレゼントを置き屋敷に戻ってきた。
ライアンの誕生日の日に私は、ライアンの作った、クマの置物、ペンダントを彼が作った鏡台の上に置き、静かに彼の誕生日を祝った。 ライアン19歳、おめでとう。
私の涙のように、白い雪がちらちら窓の向こうから落ちてきた。 今日で私はライアンのこと忘れるから今日だけは思っていてもよいよね。 午後になると本格的に雪が降ってきた。
これでは庭でのパーティーは無理だな、と思った。
そろそろライアンの誕生日パーティーは終わる頃、だと私は思っていたが、隣の子爵領の叔父様が青い顔で雪まみれになり、我が屋敷に駆けこんできた。 「ライアンが朝、白樺の木を見てくると山の仲間と山に行ったが用事を思い出したと言って仲間と別れたきり、彼だけ屋敷に戻らない。 パーティーの参加者皆で探しているが、どこか彼が行くところに心あたりがあるか?」と私に聞いてきた。
私には心当たりが一つあった。 ライアンと約束してた去年の約束、私はもう彼はとっくに忘れている思っていたのに、、、私は父にも馬車を出してもらい、両親と皆で約束の洞窟に急いだ。




