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生まれ変わったメリーアン  作者: 雪風花


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薔薇の復讐2 そこは地獄ではないですか?

いよいよパーティー当日になった。   私は朝から水風呂に入った。

ドレスは21歳の男が喜びそうなものを用意した。  支度が出来てから何度も鏡をみた。

鏡が泣いていた。  ドナルドと婚約して嬉しかった前世の私、今の私はまったく違う私。

ライアンだってこんな私の復讐は望まないと思うけど、私はどうしてもゼルダに復讐したかった。

私たちのことを、クマと泥棒猫とバカにしたゼルダ、巨大な富を持つロナール家のゼルダ、今の私の知識を持ってしても、とてもかなわないゼルダ、私に出来る復讐は彼女の大好きなドナルドをゼルダから、奪うことだけ、、、私は久しぶりに懐かしいメディオン家を訪れた。   古く荘厳な庭を模倣した良く見れば見栄ぱりな庭、ドナルドは私を迎えに出て大げさに喜んでくれたが、こっちは嬉しくない。

金遣いの荒いお父様にも紹介されたが、もう挨拶もしたくない。   ペカペカの家具の置いてある廊下を通り越して居間に出たけど案内されなくてわかっている屋敷。   注意深く見れば、一見豪華に見える屋敷もすべて偽物だったが、ドナルドに夢中で前世の私はまるで気がつかなかった。   私が苦労して立て直す前の前世と同じ古いだけの見掛け倒しの屋敷だ。   ドナルドの欲張りな父は今回も子爵家の資産状況を聞いてきた。

金の採掘洞窟を隣の子爵家と共同ですが、2つ持っています。  化粧品の事業も成功してお金が我が家には余っています、と言ったら欲張り叔父さんは、満面の笑みをみせた。    私はお茶を飲みながら、居間の時間を見た。   まだゼルダが来るには少し時間がある。    いつもはもっとパーティーの時はウロウロしてるのにパーティーの用意はすでにできているのか、ドナルドは今日はやけに落ち着いている。

「君に初めて会った時、運命を感じた」何百回も聞いたのでその言葉にもううざりしてるんですけど、「地上の美をすべて集めたような君」おおげさなんですけど、、、「僕には関心がないのか、無視され毎日寂しかった」今もまるで感心はありません。   「君の声は甘美なポエムのようだ」歯の浮くようなお世辞ばかり並べるドナルドを殴ってやりたい気持ちになってきたけど、今、そんなことをしてはまずいと思いやめておいた。   そろそろ時間が来たので私は挑発的に2人でお話できるところにいきません?と彼を誘った。   2人,手を取って彼のお母様のドレスルームに行った。   そこはドナルドのお母様が作ったドレスを保管する場所で彼のお母様は彼が子供の時亡くなったので、ドレスが数着しか使われていない。   私はちょっと化粧を直してくると言って、彼から離れて、きゅうに怖くなった。

そこは地獄ではありませんか? さっきまで27歳の私がいたのに、18歳の私に戻ってしまった。

私は胸のお守りを取り出して握りしめた。   昔からいる執事のハリーにゼルダがきたら、ドレスルームにいるので案内するようにと言っておいた。   ドナルドのお母様のドレスルームの入り口に立って私は深呼吸した。   そして静かにその中に入って行った。   ここは私が伯爵夫人だった時は、私のドレスで埋め尽くされた所だ。

私はドレスルームでドナルドにたぶん窒息されられそうになるのだろう。   その前にゼルダの絶叫が聞きたい、泣き声が聞きたい。   私はおもむろにドナルドの首に手をまわした。   そしてドレスの裾を割って足を彼のズボンに絡めた。   彼はすっかりその気になり、私の胸のあたりに触ってきたが、、指から血を出し手を胸から離した。   ライアンの猪の牙で作ったお守りだ。    私は彼のプレゼントの小さな剣の形のお守りをいつもつけている。    私の胸からも血が流れてたような気がした。   バタバタと人が来る気配がしたので、私はドナルドのズボンを下ろした。   ドナルドの下着姿を見て入口で、ゼルダの絶叫する声が響いた。   そして泣き声が廊下から遠ざかっていった。

私はこの日を待っていたのだ。   ゼルダの絶叫を聞いても彼は熱がさめなかった。

私は彼の頬をピシャッと打って、そろそろパーティーが始まる、明日私の屋敷に来て、正式にお父様に私との結婚の話をしてくださいと言うと慌てて、ズボンをあげて何事もないように、パーティー会場に向かった。

私のパーティーはすでに終わった。   私は気分が悪くなったと、そうそうにパーティーをひきあげていった。   帰りがけに明日持参金の話をしましようとドナルドに言うと、彼はにんまり美しい顔を崩した。   

ライアンにもらったお守りのペンダントが胸に痛かったが、私はなぜかすっきりした気分でメディオン伯爵家を出た。

      


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