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生まれ変わったメリーアン  作者: 雪風花


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生まれ変わって初めての社交場メリーアン

今日は我が家にメリッサの婚約パーティーとのことで、招待状が届いた。

やはり、去年の食料援助品の件で我が家に招待状をくれたのかな?メリッサに会いたかった。

前世のメリッサは公爵家の令嬢で、公爵の婚約者と2年のお付き合いの後、結婚したと私に言っていた。

昔のようにメリッサと仲良くなれれば、化粧品の宣伝をしてくれるかもしれない。   気品があって、高貴な彼女はそれを使ってもらうだけで宣伝になる。   私は、ライアンにお願いしてパーティーに同伴してもらった。   前世でも社交場が苦手なライアンはかなり嫌がっていたが、私は彼が側にいないと不安だった。   公爵家のパーティーは、いつもドナルドが参加していたので、彼をよけるためにもライアンが必要だった。   パーティー当日ライアンは持ってる中で一番良い服を着ていたが、侯爵家のパーティーに行く格好ではなかった。   ライアンは私の気合の入ったドレス姿を見ると、綺麗だな、って誉めてくれた。   パーティ会場にいくと、なんとエミリアも来ていてメリッサと2人で、援助したメープルシロップジャムやチーズが美味しかったとお礼を言われた。   私たちはすぐ今回売り出す薔薇水に話で盛り上がってしまった。   ライアンはつまらなそうに、私を見ながら会場の端にいたが、私が動くと彼もいっしょに動いてくれた。   彼なりに私を守ってくれているのはわかるのだけど、彼の大きな体はパーティー会場では、なんだか小さく見えた。   私たち女性陣はドレスの話、ケーキの話で盛り上がってすっかり打ち解けてしまったが、ライアンは会場の雰囲気にのまれてしまって、窮屈そうだった。

メリッサは婚約者を連れて来てくれて、私に彼を紹介してくれた。   私は彼に挨拶して隣のライアンを幼馴染だと紹介したが、ライアンはとてもぎこちなく、挨拶にも緊張してたようだった。   今度開発した化粧品の話をしたいとメリッサの婚約者はライアンに話しかけたが彼は、何度も練習していた通りには上手に説明できなかった。   ライアンは化粧品にはあまり興味ないからね。


ライアンが早く自分の館に戻りたいと言うので、彼女達に挨拶して早々に屋敷に引き上げることにしたが、私はその前にパウダールームによると言ったら私に着いてきてしまったので、となりのスモーキングルームですこし待っててもらうように頼んだ。

ライアンはたばこは吸わないので、中庭に出てマナーハウスで休んでいたようだが、中庭で変なものを見た」と彼は私に言った。   マナーハウス? 不倫現場でもみたかな? あまり詳しくは聞きたくない話だね。   私は、というと、一番逢いたくない人に会ってしまった。


ドナルドは初めて会った時と同じせりふ、僕の釣書、見てくれた? と私に話しかけてきた。

そのあと、運命を感じるとか、いつもの呪文のような言葉を言ったけど、トイレの前で運命を感じられても、もううんざりなんですけど、、、私は彼に、あなたには、興味ないと一言言っておいた。   姿は18歳でも、今より9歳も長く生きていた私だ。    爽やかドナルドなんて見ても、以前のようにはときめかない。   プライドの高い彼にはこの言葉はたぶん効いただろう。   私はライアンも帰りの馬車では、なにも話さず、戻った。   ごめんね、ライアン、社交界は君には窮屈すぎるよね。   おばさんも、疲れたわ。   このドレスもライアンは褒めてくれたけど、きつくてしんどいわ。

それでも、ライアンは自分達の作った「薔薇水を売るためだ」といつも私に付き添ってがんばっていてくれていた。  


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