雨が降る前に、、、
短く涼しかった夏が終わり近づき、私はお父様に小麦、その他の麦、野菜の収穫を急ぐよう頼んだ。
農家の皆が小麦の収穫にはまだ早いと、父に言ってきたので、小麦以外の収穫を先してもらうようした。
父は来年の春は寒くなる、と言った私の言葉を信じていてくれていたので、今回雨のことも話した。
たしか雨は最初の一週間位は、さほど強く降らなかった記憶があるので、今回は雨の気配を少しでも感じたら一斉に小麦を刈ることにした。
幸い、小麦以外は、私も収穫を手伝ったが、なんとか立派に育った。
今回の収穫は農家以外の住民の手も借り、一斉に行われ、隣の子爵様もライアンも野菜の収穫を手伝いに来てくれた。 皆で一緒に昼食をとった際、ライアンに私は今年は雨が多く降るので山の土砂崩れに注意するように言っておいた。 後、隣の子爵領で作った完成した大量の長靴を注文しておいた。
前世ではなかなか暖かくならなかったので春の小麦の種まきをいつもより遅くして、小麦の収穫時に雨が大量に降り、小麦のほとんどをダメにしてしまった。 今回はどうやら間に合った。
雨の気配は小麦以外すべてを収穫した2週間後に降りてきた。
私は注文しておいた長靴を大量に持ってライアンの共にハリス商会を訪れた。
老夫婦は私達のことを歓迎してくれて、お茶を出してくれた。 私は、2人にライアンのことを幼馴染だと紹介した。 ハリス商会は優秀で、レインコート、傘、バケツをあの資金で思いのほかたくさん集めてくれたので、倉庫はあと2つ追加していた。
この店には、もう置きどころがなかったが、夫婦の部屋に長靴を100足だけ入れて、残りは倉庫にライアンに入れてもらった。 たくさんの傘、レインコートみてすごく驚いていたが、これが私の今のところ全財産だというと、「たくさんの財産を持っているね」と笑った。 ね、私はライアンの笑った顔を見るのが大好きなんだよ。
後は残りのすべての小麦を収穫して雨を待つだけになった。
この沢山の品物がすべて売り切れる、長雨の季節はもうすぐ来る。




