キャンプファイアー
気がつくと私は屋敷に戻っていた。 どうやら私が寝てしまったので、自分だけおやつを食べて、私を馬車まで運び屋敷に戻ってきたようだ。 お母様は、「メリーアンはまるで子供ね」と言うと父は笑っていた。 ライアンは、「メリーアンは軽かった」と自分の父に話していたが、人をまるで荷のように言うな、ライアン。
私だって、2年後には燃えるような恋をして、燃えて、燃えて、最後には燃え尽きてしまう女になるのだから、そんなレディに対して失礼だよ。
そういえば、またあなたの誕生日が近づいているけど、今回はどうするの? と母に聞かれたので、今回は大げさなパーティーはしないで、食事会にしたいといった。
母は毎回送られてくる、私宛の伯爵家のパーティーの招待状を断るのに困っているようだが、今回は私の代理に弟が行ってくれることになっている。 たくさんお小遣いをあげるから、敵地に行って、彼の様子を偵察して私に報告してほしい。
隣の子爵様は、「今年もたくさんの薪を作ったが、注文があまりはいらなかったが、金とゴムのおかげてたくさん領に収入があったしこの時期猪や鹿など野生動物が多く山から出てくるのでそれを料理して、薪をたくさん燃やして両領土の住民達で賑やかにキャンプファイアーでも12月に開こうか?」 と言ってきたが、ストップ、ストップ、そのキャンプファイアー、来年は薪と食料が不足してたいへんなことになる。 注文が来なかった薪は最近作った乾燥室にでも入れて、来年までとっておいてほしい。 隣の子爵領では山に出る野生の猪や鹿は貴重な食糧元である。 来年は海でとれた魚、山で狩った獲物を燻製とか塩漬けにとして、たくさん保存してほしい。 私は年末は、両子爵家でひっそり年の瀬を祝いたいとおじ様に言った。
ライアンはキャンプファイアーと聞いて目を輝かせたが、私の言葉に少しがっかりしたみたい。
ごめんね、ライアン、来年はだめだけど、その次の年は盛大にファイアーしようね、って子供か? 私達って?、、、 彼といると私まで調子が狂っちゃうんだよね。
ライアンは子供の時、お母さんに死なれ、お父さんと2人だけで育ってたので、乙女心に鈍感なところがある。 17歳のメリーアンが子供っぽいライアンに嫌気がさして、少し離れたいと思った気持ちも十分わかる。
今年の冬の期間が去ると、決戦の来年がくる。 その前に私には、まだまだやるべきことがたくさんある。




