街の商店で、、、
私は再び街の商会の老夫婦のもとにクッキーを携えて行った。
店には、傘もレインコートも店に入りきらないぐらい集まっていた。
彼等の近所に人は彼等の奇妙な行動を2人は品物が売れないので、ついにおかしくなってしまったか?
と思ったようだが、彼らは遠くからも品物を集めてくれたようだ。
彼等の情報だと、比較的寒さに強い野菜として人参やジャガイモ、ケールなどの葉野菜があるそうだ。
人参は我が領でも栽培しているが、ジャガイモ、ケールは栽培してない。
また小麦より、ライ麦、大麦、カラス麦なのが寒さに強い麦らしい。
2人は長く商会をやっているので、情報網には、たけていた。 年々大きな商会におされ、こんな街の隅の店に追いやられているが、今回の件でやる気をだしてくれているようだ。
私は集められた商品は傷んでいるところはここで修理して、使えるものは、借りた倉庫に納めるようにいった。 新品の品物には、裾にすこし、雨傘のマークを入れ貴族用に売りに出そうと思った。
長雨は広範囲にわたり降り続くので他の領のお金持ちも貴族もかってくれるだろう。
ただ同然で仕入れたレインコートは無料で提供して大いにこの店の宣伝に使わせてもらおうと思った。
私は今回のことが成功したら、この古びた店を大商会におしあげるつもりだ。
私の傘、レインコート、バケツ、それから隣の領の長靴が加わりそうだ。
まだ少し不格好ではあるが、ライアンを中心にどうやら長靴が出来、昨日私たちの屋敷に見本をもってきてくれた。 バラ園の一部もすでに完成したそうだ。 私は薔薇は冬でも栽培するので、冬になったら温室になるよう工夫してほしいとお願いした。 バラの花の苗は今年は少量であるが、父にお願いして資金をだしてもらい、この商会で格別香りのよいピンクの企画的小粒の薔薇を探すようお願いした。 ライアンの子爵領は薪を主に作り栽培しているが、この辺の領は比較的温暖であるため、冬は短く、パンや料理を作る薪が必要になるだけで、あまり儲からない。 遠くの寒い領に売るには、運ぶ馬車代がおおくかかり、あまり儲けはでない。 来年は需要は爆発的に高まるが、寒さの前に来る長雨が問題だ。 一緒に果物ジャムを作る提携はしたが、豆や果物、茸、塩漬け肉、魚などを乾燥させる乾燥室も作ったほうが良い。 来年は大量に薪を作り、その乾燥室に薪をいれ、雨から薪を守る必要がある。
第2の洞窟から、金がでるようになって、経済的には我が領同様、潤っている。
金はいつまでも出るものではないので、次の事業が必要だ。
私はさりげなくお父様にそのことを話し、ライアンには会うたびブツブツと呪文をとなえ、乾燥室もついでに作ってもらうことにした。 保存食用に作ったメープルシロップ漬けの果物、ビルベリーのジャムは好評で売れいきが良いので、我が家でも瓶をきれいに殺菌する蒸気装置と大掛かりな乾燥室を作った。
この高温蒸気装置はいずれ薔薇水と薔薇のオイルを作る装置としても、使うつもりだけど、今は来年に備え、保存食が必要。 たくさんの保存食を作るため、清潔な瓶が必要なのだ。




