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武姫-BUKI-  作者: 皇
19/21

18話

お久しぶりです

ちょくちょくサボる私です


 おとなしそうな見た目の『梓弓』。だが、気を抜いてはいけない。前例があるため、少々緊張して話しかけた。


 「君は、勝負を挑んだりはしないの?」

 「はい。持ち主の思うがままに使われる、それで十分です」

 「勝手に自分を使え。自分はただ力は貸してやると?」

 「まあ、簡単に言えばそう言うことですね」


 口に出しては言わないが……


 「(武姫めんどくせぇ!)」


 しかし、数多の引きが悪い可能性も無きにしも非ずだ。多くの武気が手に入ったこの際それを調べるのも一興なのかも知れないと感じる数多だった。

 このままで、はいそうですかと言う、数多ではない。


 「俺は、君と信頼関係を気づいていきたい。やっぱり、自分の身を任せる相方は信頼できる方が良いだろう?」

 「一理ありますね。しかし、応えは拒否です。私は「弓」、ただ矢を撃つだけで自身では攻撃しない腑抜けですので」

 「俺はそうは思わないけど……誰に言われたの?」

 「あなたの前の持ち主ですね。なので、顕現してすぐに元に戻らせてもらいました」


 今の発言には驚いた。武姫は自分の意思で武器に戻れると言うのだ。

 しかし、あのモブオも余計なことをしてくれた。

 余程それが心に響いたのか表情がまったく変わらない子になってしまっている。


 「あ、表情が変わらないのは元からですので、勘違いしないでください」

 「そんなわかりやすい?」

 「いえ、顕現させた武姫とはある程度思考を共有化できます。それでわかったんですが……知らなかったんですね?」


 俺が、驚きすぎて目を点にしているのを察したようだ。無表情で、ため息を疲れた。

 呆れた表情でため息を疲れるより、心に来る。

 九宇も表情が変わり辛いが、何年もの付き合いになるので今では無表情とは思えない。


 「武姫は持ち主の武気で体を創造します。なので、持ち主ともつながりが良くなるのです」

 「え、じゃあ人の武気で武姫顕現しちゃうとその人の武姫になる可能性があるの?」

 「まず、人の武気を操るのが困難なのでそんな人はいないと思いますが、そうなるかもしれませんね」


 俺の『人の武気で一気に大量の武姫顕現しちゃうぜ☆計画』がここで潰えた。

 武姫顕現は、ちょっとづつ貯めた自分の武気を使うことにし、予定していた日程を変更する。


 「それで、これでもまだ同じことを言いますか?」

 「ああ、相方と信頼を気づいていたほうが良いってのは建前で、本音を言うと俺は君達と仲良くしたいだけだからな」

 「武姫は女だけですし、それに可愛いですからそういう下心があっても何もおかしくありませんね」

 「いや、下心とかは……」

 「無いんですか??」

 「………少しだけ」


 言うのは恥ずかしいが、ぶっちゃける。どうせある程度思考を共有化できるならいつかはばれることだ。その時にキモがられるよりは、最初に言っておいていたほうが心が楽だ。


 「大体、こっちにも思考が流れてきてますからね」

 「あ、悪いな。制御とかは出来るのか?日常的な思考まで流れてきたらうるさいだろう?」

 「出来ないことはないですが、難しいですね。さっき、武姫は持ち主の武気で出来ている、と言いましたが、武姫にも自分の武気を持っています。それを持ち主との間で循環させて持ち主との相性を高めていきます。その時の副産物のような者で思考も一緒に流れてくるのです」

 「つまり、武姫達から流れてくる武気をどうにかすれば良いと?」

 「そうですね。ちなみに持ち主にはこちらの思考が流れないのは使っているのが私達武姫側の武気を使っていて、それを私達が無意識に操作しているからです」


 教科書や、専門書にも載っていないことを言う『梓弓』。

 かなり、詳しいみたいなので他にもいろいろと気になる。

 しかし、その前にやることがある。


 「忘れてたんだが、『梓弓』の銘を決めなきゃな」

 「適当で良いですよ」

 「んじゃ、ああああで」

 「すいません。もう少し考えてください」

 「いや、もう一応考えてはいたんだ。弓に俺の十兵衛から文字を取って、弓兵衛(きゅうべえ)なn―」

 「わかりました。返らせてもらいます」


 ちょっとふざけ過ぎてしまったようだ。

 ご機嫌をとらねば。


 「ちょっとどころではありません。それにご機嫌取りは嫌いです。良いですか!?銘と言うのは―」


 その後、説教が始まった。

 それは午後の授業が終わり帰ってこない数多を心配したパンドラと鈴梨先生が来るまで続いたのだった。


 「(最近、説教が多くないかな)」

 「ちゃんと、聞いてください!」

 「はい……」

二人目出しました


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